出版社内容情報
食品の成分はからだを構成する細胞の材料やエネルギー源となるだけではなく、免疫系、内分泌系、神経系などからだの調節系に作用し、健康の維持に大きく貢献することが近年の研究により明らかとなってきた。本書では食品の新しい機能性成分の構造・作用機構を考察するとともに、抗がん・抵抗感染に役立つ成分、酸化障害を抑える成分、循環系・内分泌系を調整する成分などについて詳しく論じている。また機能性食品を通じて行う疾病予防についても言及。
1.食と健康
2.たんぱく質
3.炭水化物
4.脂質
5.微量成分
6.免疫を調整する成分
7.抗がん、抗感染に役立つ成分
8.食品アレルギー
9.循環系と内分泌系を調整する成分
10.消化吸収促進と整腸に役立つ成分
11.酸化傷害を抑える成分Ⅰー酸化
12.酸化傷害を抑える成分Ⅱ
13.機能性食品科学の誕生と発展
14.特定保健用食品と保健機能食品の制度化
15.未来の食品