世界探検全集<br> 中央アジア自動車横断

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世界探検全集
中央アジア自動車横断

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  • サイズ 46判/ページ数 454p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309711935
  • NDC分類 292.96
  • Cコード C0398

出版社内容情報

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未知なるものへの渇望が、世界をアップデートする。
歴史を切り拓いた先人たちの、偉大なる軌跡――

監修:井上靖・梅棹忠夫・前嶋信次・森本哲郎


【全巻予約特典】
全巻ご予約の方には現代の探検家が描く別巻『いま、探検を問う(仮)』(非売品)を進呈いたします。

※お申込み締切:2023年3月31日 (完結時に購入書店経由でご送付予定)


■全巻予約特典別巻『いま、探検を問う(仮)』内容
・現代日本を代表する探検家たちによる鼎談
・書き下ろしエッセイ
など(内容は変更する可能性がございます)


■稀代の知性が編んだ傑作全集を完全復刊
井上靖・梅棹忠夫・森本哲郎・前嶋信次ら稀代の知性が監修した全集を、内容的な変更なく全巻まるごと復刊します(初版1976年)。

■人類史上に残る不朽の探検を厳選
近世の夜明けから、語り継がれる重要な探検を厳選。現在、入手困難な作品も多数収録しています。

■一級のノンフィクション、価値ある文学作品
全編、世界各国の探検家が記録した究極のノンフィクション。
平易で闊達な文章で訳された作品は、時代を越える文学としても価値の高いものです。

■魅力ある“ナビゲーション”を全巻に増補
復刊にあたり、各巻に巻頭解説=ナビゲーションを書き下ろしで増補します。
どのように読んだらよいのか、どこが魅力なのか……いま、第一線で活躍する識者たちによって、全集に現代的な意義が与えられます。
ナビゲーター例:関野吉晴(探検家・人類学者)、高野秀行(ノンフィクション作家)、荻田泰永北極冒険家)、 木村由莉(古生物学者)、中村安希(ノンフィクション作家)、角幡唯介(探検家・作家)など

■装幀・組版を一新し、読みやすさを追求
クラフト紙に描き下ろしのイラストを配した、現代性と普遍性を兼ね備えたカバーデザインです。
本文組版は文字の大きさや書体に工夫をこらし、読みやすさを追求しました。

■写真・イラストの巻頭口絵を刷新
巻頭の口絵で、作品世界を補完する写真やイラストなどを 新たに掲載し、探検の魅力を立体的に伝えます。


■現代の第一人者たちによるナビゲーション(=巻頭解説)を全巻に増補!
本全集を、どのように読んだらよいのか、どこが魅力なのか……いま、第一線で活躍する識者たちに縦横無尽に語っていただきます。

(巻数順)

高野秀行 (ノンフィクション作家)『三大陸周遊記』
角幡唯介(探検家・作家) 『カムチャツカからアメリカへの旅』、『石器時代への旅』
中村安希(ノンフィクション作家) 『ニジェール探検行』
関野吉晴(探検家・人類学者) 『アマゾン探検記』
荻田泰永(北極冒険家) 『世界最悪の旅』
木村由莉(古生物学者) 『恐竜探検記』

ほか、名士続々! ご期待ください!


■『世界探検全集』復刊に寄せて

探検家・作家 角幡唯介

 大海原のはるか彼方にうかぶ孤島を目にしたとき、あそこに行ってみたいと思ったことはないだろうか。あるいは天を衝く山頂を前に胸を躍らせたことはないだろうか。
 ここではない、その先にある向こう側――。その存在を知ったとき、私たちの胸の内側には、こうした、いわく言いがたい探求心や好奇心がわきあがる。まだ科学的に解明されていない人体の奥底の闇の部分から、未知への不可思議な衝動はたちのぼる。すべての探検家や冒険家はこの衝動を抑えることができず、それにのみこまれ、一線を越えて行動に踏みだしてきた者たちだ。
 旅と探検は人間の生の根源であり、人類はアフリカで誕生して以来、知られざる土地に広がり、そこで新た な生活をつくりあげてきた。向こう側にある世界を見てみたいという衝動それ自体は、時代を超越しており、人類に普遍の行動原理なのである。今回復刊された世 界探検全集は人類史に記述される古典的探検記を集め たものだ。それだけに境界の先に向かわずにいられない 人間の行動のエッセンスが凝縮されており、時代によって色褪せない文学となっている。
 新しい未来は非日常との触れあいからしか生まれない。だから、ここには未来永劫、語り継ぐべき物語がある。旅をして、これまで知られていなかった異世界がまだ眠っていることに驚くこと。そして自分とは異なる人たちと肌身で触れあうこと。それこそが世界をよりよく知るための唯一の方法であり、知の永遠の原理である。


角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)

早稲田大学政治経済学部卒、同大学探検部OB。元朝日新聞記者。 著書に『空白の五マイル』(開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィ クション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞)、『極夜行」(Yahoo! ニュース 本屋大賞2018年ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞)など多数。



■第13巻『中央アジア自動車横断』

無限軌道車によるベイルート―北京間の走破に成功!内乱で緊迫する中国奥地の表情を真の筆緻で描き、シトロエン隊の名を高めた名著の名訳。

探検時期……1933年
エリア……中央アジア (シルクロード)



その先にある向こう側へ――
混迷と試練の時代に生きる我々に勇気を与え好奇心を呼び覚ます圧巻の16冊

◆第1回配本 2022年9月刊
東方見聞録
世界最悪の旅

◆第2回配本 2022年10月刊
石器時代への旅

◆第3回配本 2022年11月刊
アマゾン探検記

◆第4回配本 2022年12月刊
黄河源流からロプ湖へ

◆第5回配本 2023年1月刊
ニジェール探検行

◆第6回配本 2023年2月刊
ゴビ砂漠探検記

◆第7回配本 2023年3月刊
恐竜探検記

◆第8回配本 2023年5月刊
三大陸周遊記
エベレスト登頂

◆第9回配本 2023年6月刊
アジア放浪記

◆第10回配本 2023年7月刊
アフリカ探検記

◆第11回配本 2023年8月刊
カムチャツカからアメリカへの旅

◆第12回配本 2023年9月刊
天山紀行

◆第13回配本 2023年10月刊
コン・ティキ号探検記

◆第14回配本 2023年11月刊
中央アジア自動車横断

内容説明

窓外に広がる雄大な風景と、頻発する内乱、そして絡み合う各国の欲望―過酷な世界を走破した唯一無二の記録!!一九三一年四月、当時は「空白」とされていた中央アジアを調査すべく、フランス・シトロエン隊は東と西の二班にわかれ、無限軌道車でのユーラシア大陸横断に挑んだ。ベイルートから東へ向かう本隊は世界の屋根ヒマラヤを自動車で越える過酷なルートで、天津から西へ向かう班は政情不安な中国による妨害に悩まされながら合流地点を目指す―探検に大規模なテクノロジーが導入された時代の息吹を伝える名著。

目次

第1部 風景の歓迎―西アジア(バグダードへ;イラン高原;信仰と高潔の国アフガニスタン;イギリス領インド)
第2部 人間の妨害―中国班の記録(黒竜の加護のもと;ゴビ砂漠;粛州協定;未知の新疆)
第3部 なせばなる―中央アジア(抵抗キャンプ;ヒマラヤ攻撃;世界の屋根の上で;アクスの出会い;トクスン峠;ウルムチの罠;バーミヤンとゴビの死都)
第4部 帰途―ウルムチから北京へ(「八十八」路;寒冷―アジアの心臓部;キリスト教徒のオアシス;三不管;草原地帯を行く;最後の行程)

著者等紹介

ル・フェーヴル,ジョルジュ[ルフェーヴル,ジョルジュ] [Le F`evre,Georges]
1892‐1968。フランスの文筆家で探検家。地理学・民俗学への深い造詣と筆力をかわれ、1931年から1932年にかけて、フランスの自動車会社シトロエン社が組織した、無限軌道車による中央アジア探検隊に記録担当として参加。探検隊は東干の乱に巻きこまれるなど、緊迫した事態に見舞われることしばしばであったが、その一部始終を克明に描写し、みごとその期待に応えた

野沢協[ノザワキョウ]
1930‐2015。東京大学文学部仏文科を卒業。専攻は17~18世紀フランス思想史。東京都立大学人文学部教授を経て、駒澤大学外国語部教授をつとめる

宮前勝利[ミヤマエカツトシ]
1938‐1999。東京教育大学文学部を経て同大学大学院を修了。専攻はフランス文芸思想史。京都教育大学教育学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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星落秋風五丈原

22
中国は内戦中で、蒋介石のいる時代だ。探検隊は2隊に分かれ、ベイルートから旅立つパミール隊と、北京から出発する中国隊が、新彊省で合流することになった。ところがこれがケチのつき始め。中国隊は次から次へと困難に見舞われる。探検隊は、メインも出資元もフランスなのに、なぜか“中仏”と冠される。また、来るといっていた博士がなかなか来ない。来たと思えば博士というのは真っ赤な嘘で、政府が送り込んだスパイだったりするため敵対する側に疑われる。二十世紀なのでさすがに通信手段はあるが、相手も傍受できるので、うかつに使えない。2023/12/23

どろだんご

1
自動車による探検というのも異色だし、聞いたこともない話だったので、そこに興味を持ち購入。意外と読みにくかった。その理由の一つは、クルーが多いもののそれぞれの役割がどうしても頭に定着しなかった点。登場人物一覧でも載せてくれるとありがたかった。二つ目は物語の多くが中国での政治的駆け引きに割かれていることで、純粋な探検とも言えなかった点である。でもそれはそれで当時の中国の状況、中国の闇の部分の理解の助けにはなった。三つ目は翻訳が古めかしいこと。新訳ではなくて1970年代の翻訳の復刊だと後で知って合点がいった。2024/09/13

tokumei17794691

0
・「よくやろうとして、よくできたな」。読了後の感想はこれに尽きる。本隊と中国班はよく合流できたものだ。本隊はカラコルム山脈を自動車をばらして、人やヤクの背に乗せて越え、中国班は内戦中で、抑留から何とかか抜け出し、砂漠を越えた。・19世紀末‐20世紀半ばまでの、中国新疆・甘粛の探検記はいくつか読んだ。他の探検記は情勢が比較的安定していたのか、本書ほど中国側と対立した感じはなかった。また、「文明の傲慢」が他の探検記よりも鼻につく感じがあった。・ベイルートーキルギット間の記録も、現代では旅行が困難なので、貴重。2024/09/02

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