世界探検全集<br> 世界最悪の旅

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世界探検全集
世界最悪の旅

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  • サイズ 46判/ページ数 292p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309711904
  • NDC分類 297.9
  • Cコード C0398

出版社内容情報

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未知なるものへの渇望が、世界をアップデートする。
歴史を切り拓いた先人たちの、偉大なる軌跡――

監修:井上靖・梅棹忠夫・前嶋信次・森本哲郎


【全巻予約特典】
全巻ご予約の方には現代の探検家が描く別巻『いま、探検を問う(仮)』(非売品)を進呈いたします。

※お申込み締切:2023年3月31日 (完結時に購入書店経由でご送付予定)


■全巻予約特典別巻『いま、探検を問う(仮)』内容
・現代日本を代表する探検家たちによる鼎談
・書き下ろしエッセイ
など(内容は変更する可能性がございます)


■稀代の知性が編んだ傑作全集を完全復刊
井上靖・梅棹忠夫・森本哲郎・前嶋信次ら稀代の知性が監修した全集を、内容的な変更なく全巻まるごと復刊します(初版1976年)。

■人類史上に残る不朽の探検を厳選
近世の夜明けから、語り継がれる重要な探検を厳選。現在、入手困難な作品も多数収録しています。

■一級のノンフィクション、価値ある文学作品
全編、世界各国の探検家が記録した究極のノンフィクション。
平易で闊達な文章で訳された作品は、時代を越える文学としても価値の高いものです。

■魅力ある“ナビゲーション”を全巻に増補
復刊にあたり、各巻に巻頭解説=ナビゲーションを書き下ろしで増補します。
どのように読んだらよいのか、どこが魅力なのか……いま、第一線で活躍する識者たちによって、全集に現代的な意義が与えられます。
ナビゲーター例:関野吉晴(探検家・人類学者)、高野秀行(ノンフィクション作家)、荻田泰永北極冒険家)、 木村由莉(古生物学者)、中村安希(ノンフィクション作家)、角幡唯介(探検家・作家)など

■装幀・組版を一新し、読みやすさを追求
クラフト紙に描き下ろしのイラストを配した、現代性と普遍性を兼ね備えたカバーデザインです。
本文組版は文字の大きさや書体に工夫をこらし、読みやすさを追求しました。

■写真・イラストの巻頭口絵を刷新
巻頭の口絵で、作品世界を補完する写真やイラストなどを 新たに掲載し、探検の魅力を立体的に伝えます。


■現代の第一人者たちによるナビゲーション(=巻頭解説)を全巻に増補!
本全集を、どのように読んだらよいのか、どこが魅力なのか……いま、第一線で活躍する識者たちに縦横無尽に語っていただきます。

(巻数順)

高野秀行 (ノンフィクション作家)『三大陸周遊記』
角幡唯介(探検家・作家) 『カムチャツカからアメリカへの旅』、『石器時代への旅』
中村安希(ノンフィクション作家) 『ニジェール探検行』
関野吉晴(探検家・人類学者) 『アマゾン探検記』
荻田泰永(北極冒険家) 『世界最悪の旅』
木村由莉(古生物学者) 『恐竜探検記』

ほか、名士続々! ご期待ください!


■『世界探検全集』復刊に寄せて

探検家・作家 角幡唯介

 大海原のはるか彼方にうかぶ孤島を目にしたとき、あそこに行ってみたいと思ったことはないだろうか。あるいは天を衝く山頂を前に胸を躍らせたことはないだろうか。
 ここではない、その先にある向こう側――。その存在を知ったとき、私たちの胸の内側には、こうした、いわく言いがたい探求心や好奇心がわきあがる。まだ科学的に解明されていない人体の奥底の闇の部分から、未知への不可思議な衝動はたちのぼる。すべての探検家や冒険家はこの衝動を抑えることができず、それにのみこまれ、一線を越えて行動に踏みだしてきた者たちだ。
 旅と探検は人間の生の根源であり、人類はアフリカで誕生して以来、知られざる土地に広がり、そこで新た な生活をつくりあげてきた。向こう側にある世界を見てみたいという衝動それ自体は、時代を超越しており、人類に普遍の行動原理なのである。今回復刊された世 界探検全集は人類史に記述される古典的探検記を集め たものだ。それだけに境界の先に向かわずにいられない 人間の行動のエッセンスが凝縮されており、時代によって色褪せない文学となっている。
 新しい未来は非日常との触れあいからしか生まれない。だから、ここには未来永劫、語り継ぐべき物語がある。旅をして、これまで知られていなかった異世界がまだ眠っていることに驚くこと。そして自分とは異なる人たちと肌身で触れあうこと。それこそが世界をよりよく知るための唯一の方法であり、知の永遠の原理である。


角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)

早稲田大学政治経済学部卒、同大学探検部OB。元朝日新聞記者。 著書に『空白の五マイル』(開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィ クション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞)、『極夜行」(Yahoo! ニュース 本屋大賞2018年ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞)など多数。



■第10巻『世界最悪の旅』

連日マイナス8度を越す極寒の地でひたすら南極点をめざした悲劇のスコット隊の一員が綴った凄絶・迫真のノンフィクション!

探検時期……1922年
エリア……南極



その先にある向こう側へ――
混迷と試練の時代に生きる我々に勇気を与え好奇心を呼び覚ます圧巻の16冊

◆第1回配本 2022年9月刊
東方見聞録
世界最悪の旅

◆第2回配本 2022年10月刊
石器時代への旅

◆第3回配本 2022年11月刊
アマゾン探検記

◆第4回配本 2022年12月刊
黄河源流からロプ湖へ

◆第5回配本 2023年1月刊
ニジェール探検行

◆第6回配本 2023年2月刊
ゴビ砂漠探検記

◆第7回配本 2023年3月刊
恐竜探検記

◆第8回配本 2023年5月刊
三大陸周遊記
エベレスト登頂

◆第9回配本 2023年6月刊
アジア放浪記

◆第10回配本 2023年7月刊
アフリカ探検記

◆第11回配本 2023年8月刊
カムチャツカからアメリカへの旅

◆第12回配本 2023年9月刊
天山紀行

◆第13回配本 2023年10月刊
コン・ティキ号探検記

◆第14回配本 2023年11月刊
中央アジア自動車横断

内容説明

探検とは知的情熱の肉体的表現である―20世紀初頭に繰り広げられた南極点到達競争のドキュメント。ノルウェーのアムンセン隊に遅れること僅か一カ月余。南極点に到達しながらも、帰路、全員が死亡した英国・スコット隊。この「世界最悪の旅」に、動物学者・ウイルソンの助手として同行していたチェリー=ガラード。奇しくも、第一帰還隊に編入され生還した彼が、その悲劇的な探検行の真実を綴った凄絶・迫真のノンフィクション!

目次

南極探検の歴史
第一の夏
冬の行進
第二の夏
第三の夏
極地への歩み
帰還行程
遭難の批判

著者等紹介

チェリー=ガラード,アプスレイ[チェリーガラード,アプスレイ] [Cherry‐Garrard,Apsley]
1886‐1959。オックスフォード生まれの動物学者。24歳で、スコットを隊長とするイギリスの南極探検隊に参加。首席科学隊員であった動物学者ウイルソンの助手としてペンギンの発生学研究等に従事、冬の行進で“世界最悪の旅”を体験した。南極行進にあたっては第一帰還隊に編入され生還。隊内誌「ポーラー・タイムス」の編集を務め、隊員の人気者であった

加納一郎[カノウイチロウ]
1898‐1977。大阪生まれ。北海道帝国大学農学部を卒業。北大スキー部OBで日本のスキー登山の草分け。大阪朝日新聞、農林省林業試験所などに勤務するかたわら極地探検を研究。特にわが国の第一線探検家に大きな影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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星落秋風五丈原

45
表紙絵イラストは、南極点初到達を目指して帰路亡くなったスコットの墓だ。20世紀初頭、マイナス60度を越す極寒の地で繰り広げられた南極点到達競争。夢破れ、ほぼ全員が死亡した悲劇のスコット隊の、数少ない生存隊員が綴る。1909年アメリカの探検家ロバート・ピアリーが北極点に人類初到達した知らせを受けて、急遽南極点に切り替えた。電報でこの知らせを受け取ったスコット隊は驚愕。著者も“だまし討ち”という印象を持ったそうだ。単独到達ではなく二チームが目指すのならば、報道も過熱する。 2023/01/04

テト

24
20世紀はじめの極地探検ブームでの南極点到達を行ったスコット隊の一部始終をまとめられた本。少し時間が前後して読みにくかったところもあったが、こんなにも詳細にリアルに記録が残させているのか、読んだ今でも鳥肌のたつ南極での過酷な旅が記されていた。あの状況になって、隊員と隊員の家族を思いやり、探検を客観的にみつめ、科学としての調査を大切とした、隊員たちの一貫した生き方だった。それぞれがそれぞれに記載していた、情報量の多いレベルの高い記録の凄さを感じた。2024/09/06

カツ

9
「極夜行」を読んだ流れで。南極点到達スコット隊の話。でも世界最悪の旅はそれとは別の冬の行進の方。現代とは比べものにならないであろう貧弱な装備・用具で氷点下50度の極夜を5週間もの旅。これは想像を絶する程の過酷な旅で、よくぞ生きて帰って来れたと思う。スコット隊の方も帰還途中、絶望と闘いながら刻一刻と死が迫りくるなかでの行進。最後まで毅然とした態度であったろう事は敬服に値する。読んでいて「八甲田山死の彷徨」を想い出した。2023/08/31

ポルターガイスト

5
いろいろ失敗してる本やなあーというのが偽らざる感想だが,南極点到達については全く知識がなかったので,その解像度は上げられたと思う。寒いのは嫌い。2022/12/23

まんぼう

3
様々な進化生物学系の本にこの南極探検が言及されていることが何度もあり気になっていた。ほぼ瀕死のような体調でも超貴重な化石標本や調査を最後まであきらめなかった隊の情熱に頭が下がる。ペンギンの卵採取できたけど割れちゃったから食べちゃった!というところは笑ってしまった。しかし、今も昔も素人目線で直接生活の役に立たないと思われる研究や冒険がないがしろにされるのも、資金を集める為に大衆に媚びなければならないのも、安全地帯で批判だけする人間が沸いてくるのも変わらないのだな。2024/08/23

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