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出版社内容情報
*お支払いは各配本毎となります。



未知なるものへの渇望が、世界をアップデートする。
歴史を切り拓いた先人たちの、偉大なる軌跡――
監修:井上靖・梅棹忠夫・前嶋信次・森本哲郎
【全巻予約特典】
全巻ご予約の方には現代の探検家が描く別巻『いま、探検を問う(仮)』(非売品)を進呈いたします。
※お申込み締切:2023年3月31日 (完結時に購入書店経由でご送付予定)
■全巻予約特典別巻『いま、探検を問う(仮)』内容
・現代日本を代表する探検家たちによる鼎談
・書き下ろしエッセイ
など(内容は変更する可能性がございます)
■稀代の知性が編んだ傑作全集を完全復刊
井上靖・梅棹忠夫・森本哲郎・前嶋信次ら稀代の知性が監修した全集を、内容的な変更なく全巻まるごと復刊します(初版1976年)。
■人類史上に残る不朽の探検を厳選
近世の夜明けから、語り継がれる重要な探検を厳選。現在、入手困難な作品も多数収録しています。
■一級のノンフィクション、価値ある文学作品
全編、世界各国の探検家が記録した究極のノンフィクション。
平易で闊達な文章で訳された作品は、時代を越える文学としても価値の高いものです。
■魅力ある“ナビゲーション”を全巻に増補
復刊にあたり、各巻に巻頭解説=ナビゲーションを書き下ろしで増補します。
どのように読んだらよいのか、どこが魅力なのか……いま、第一線で活躍する識者たちによって、全集に現代的な意義が与えられます。
ナビゲーター例:関野吉晴(探検家・人類学者)、高野秀行(ノンフィクション作家)、荻田泰永北極冒険家)、 木村由莉(古生物学者)、中村安希(ノンフィクション作家)、角幡唯介(探検家・作家)など
■装幀・組版を一新し、読みやすさを追求
クラフト紙に描き下ろしのイラストを配した、現代性と普遍性を兼ね備えたカバーデザインです。
本文組版は文字の大きさや書体に工夫をこらし、読みやすさを追求しました。
■写真・イラストの巻頭口絵を刷新
巻頭の口絵で、作品世界を補完する写真やイラストなどを 新たに掲載し、探検の魅力を立体的に伝えます。
■現代の第一人者たちによるナビゲーション(=巻頭解説)を全巻に増補!
本全集を、どのように読んだらよいのか、どこが魅力なのか……いま、第一線で活躍する識者たちに縦横無尽に語っていただきます。
(巻数順)
高野秀行 (ノンフィクション作家)『三大陸周遊記』
角幡唯介(探検家・作家) 『カムチャツカからアメリカへの旅』、『石器時代への旅』
中村安希(ノンフィクション作家) 『ニジェール探検行』
関野吉晴(探検家・人類学者) 『アマゾン探検記』
荻田泰永(北極冒険家) 『世界最悪の旅』
木村由莉(古生物学者) 『恐竜探検記』
ほか、名士続々! ご期待ください!
■『世界探検全集』復刊に寄せて
探検家・作家 角幡唯介
大海原のはるか彼方にうかぶ孤島を目にしたとき、あそこに行ってみたいと思ったことはないだろうか。あるいは天を衝く山頂を前に胸を躍らせたことはないだろうか。
ここではない、その先にある向こう側――。その存在を知ったとき、私たちの胸の内側には、こうした、いわく言いがたい探求心や好奇心がわきあがる。まだ科学的に解明されていない人体の奥底の闇の部分から、未知への不可思議な衝動はたちのぼる。すべての探検家や冒険家はこの衝動を抑えることができず、それにのみこまれ、一線を越えて行動に踏みだしてきた者たちだ。
旅と探検は人間の生の根源であり、人類はアフリカで誕生して以来、知られざる土地に広がり、そこで新た な生活をつくりあげてきた。向こう側にある世界を見てみたいという衝動それ自体は、時代を超越しており、人類に普遍の行動原理なのである。今回復刊された世 界探検全集は人類史に記述される古典的探検記を集め たものだ。それだけに境界の先に向かわずにいられない 人間の行動のエッセンスが凝縮されており、時代によって色褪せない文学となっている。
新しい未来は非日常との触れあいからしか生まれない。だから、ここには未来永劫、語り継ぐべき物語がある。旅をして、これまで知られていなかった異世界がまだ眠っていることに驚くこと。そして自分とは異なる人たちと肌身で触れあうこと。それこそが世界をよりよく知るための唯一の方法であり、知の永遠の原理である。
角幡唯介(かくはた・ゆうすけ)
早稲田大学政治経済学部卒、同大学探検部OB。元朝日新聞記者。 著書に『空白の五マイル』(開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィ クション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞)、『極夜行」(Yahoo! ニュース 本屋大賞2018年ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞)など多数。
■第5巻『ニジェール探検行』
酷暑の西アフリカ奥地を踏査――原住民への限りない同情をもちながら、ついに原住民の襲撃により落命した悲劇の探検家の手記。
探検時期……1795年
エリア……アフリカ
その先にある向こう側へ――
混迷と試練の時代に生きる我々に勇気を与え好奇心を呼び覚ます圧巻の16冊
◆第1回配本 2022年9月刊
東方見聞録
世界最悪の旅
◆第2回配本 2022年10月刊
石器時代への旅
◆第3回配本 2022年11月刊
アマゾン探検記
◆第4回配本 2022年12月刊
黄河源流からロプ湖へ
◆第5回配本 2023年1月刊
ニジェール探検行
◆第6回配本 2023年2月刊
ゴビ砂漠探検記
◆第7回配本 2023年3月刊
恐竜探検記
◆第8回配本 2023年5月刊
三大陸周遊記
エベレスト登頂
◆第9回配本 2023年6月刊
アジア放浪記
◆第10回配本 2023年7月刊
アフリカ探検記
◆第11回配本 2023年8月刊
カムチャツカからアメリカへの旅
◆第12回配本 2023年9月刊
天山紀行
◆第13回配本 2023年10月刊
コン・ティキ号探検記
◆第14回配本 2023年11月刊
中央アジア自動車横断
内容説明
「理性」の時代を生きるヨーロッパが、「暗黒大陸」へと歩みを進めた一七九五年。世界史の大きなうねりの中で、ひとりの探検家が西アフリカへ旅立った。最小限の物資と装備でアフリカの感触をダイレクトに求めた第一の旅。そして五〇人を超える隊を組んで訪れた第二の旅。アフリカ探検史上に残る二つの旅の違いが、現代の私たちに投げかけているものとは何か?今もなお新鮮な問いを放ち続ける名著。
目次
第1部 第一次探検(第一次探検の準備;原住民について;旅の始まり;第一段階―ボンドウ王国;困難が起こる―セネガル川を渡る ほか)
第2部 第二次探検(はしがき;ピサニアからガンビアへ;雨季到来までの好調な行進;困難山積;盗難と病気 ほか)
著者等紹介
パーク,マンゴ[パーク,マンゴ] [Park,Mungo]
1771‐1806。スコットランドの探検家。1795年12月、イギリスのアフリカ協会から、幻の川ニジェールの水源と河口を探るべくアフリカへ派遣される。この探検では目的を達成できず、1805年3月、イギリス政府の援助の下に再度この地を探検。この時ティンブクトゥを過ぎ1600キロメートルにわたるニジェール川航行に成功したが、河口間近のブッサで、現地住民の襲撃にあい、悲劇的な最期を遂げた
森本哲郎[モリモトテツロウ]
1925‐2014。1925年東京生まれ。東大文学部哲学科を経て同大学大学院社会学科を修了。朝日新聞東京本社学芸部次長、「週刊朝日」副編集長、朝日新聞編集委員を歴任。旅を趣味とし、国内はもとより遠く海外に及ぶ旅の中で生まれたエッセイ・評論は、そのユニークな洞察と巧みな筆致で多くの読者の支持を得た
廣瀬裕子[ヒロセユウコ]
1923年東京生まれ。津田英学塾を卒業。1958年1959年にかけ、テキサス大学に留学。専攻は英文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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星落秋風五丈原