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出版社内容情報
「火の7日間」とよばれる戦争によって、巨大文明が崩壊してから千年。荒れた大地に腐海という死の森が広がっていた。主人公・ナウシカのいる風の谷が、恐ろしい巨神兵を使い腐海を焼き払おうとするクシャナたちに侵略された。腐海の森と共に生きようとするナウシカと、腐海を焼き払おうとする人々。だが、その腐海には、秘密があって……。
月刊アニメージュに掲載された、映画『風の谷のナウシカ』の原作コミックス。
映画のもとになったストーリーは、このコミックスのおよそ2巻目まで。原作では、映画では語られなかったナウシカの活躍を知ることができます。宮崎駿が描く独特の世界が広がる、何度読んでも感動する超大作!
アニメージュコミックスワイド版(全7巻)
・風の谷のナウシカ 〈1〉
・風の谷のナウシカ 〈2〉
・風の谷のナウシカ 〈3〉
・風の谷のナウシカ 〈4〉
・風の谷のナウシカ 〈5〉
・風の谷のナウシカ 〈6〉
・風の谷のナウシカ 〈7〉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あきぽん
145
骨肉相食む軍事国家トルメキアと、生物兵器を使う宗教国家ドルグ。どちらも私たちにどこか似ている。聖母の優しさと戦闘能力を兼ね備えたナウシカが作者(男性)からみた理想の女性なんだろうけど、クシャナ姐さんも映画よりずっとカッコいいっす。2021/02/25
ケイ
107
なんだかんだでクルトワがいい。演じるのは巳之助か。ほほぅ。少しボケた所はピッタリかも。どう読んでもナウシカが菊之助と重ならないが、菊之助が鳥みたいな馬に乗って駆けてるのは想像出来る。が、舞台でどうやって駆けるんだろうか。2019/10/01
Die-Go
86
ナウシカは望まない戦へと巻き込まれていく。その中で、戦争の無意味さ、過酷さを認識していく。映画では描かれていない物語。★★★★☆2020/07/27
おたま
85
第3巻からは完全にアニメから離れて独自の世界を描き始めます。中心となるのは、クシャナの率いるトルメキア軍と土鬼(ドルク)諸侯国軍との戦闘の進みゆき。そこに「森の人」と呼ばれる、腐海に住む人々が絡んでくる。クシャナが非常に魅力的に描かれているし、土鬼も決して一枚岩ではなく、多層的な人々がいる。そうした人々の絡み合いの中で、次第にナウシカの独自の存在が浮き彫りになってくる。ナウシカはトルメキアの人々にも、土鬼の人々にも、さらに蟲たちにも心を通わせる。あらゆる戦闘や対立の渦中にあっても、それを越えようとする。2020/08/06
neimu
63
図書館本。そういえば先日TVでアニメやってたなあと。恒例の行事のように夏休みに放映されているけれど、あの先、延々と悲惨な世界が続いていることを、今の若い人たちは知っているのかな。昔々過ぎて、改めて読むと新鮮。滅びながら生きようとして戦って死んでいく、兵、人、部族、生き物。ナウシカは戦いたくないのにその中心に引寄せられていく。むしろ、引っ張っていっているようにも見える。軽々と空を飛ぶのに、人々はこぼれるように散っていくばかり。何なのだろう、この世界は。無論当時は21世紀になると戦争は減ると思っていたけれど。2023/07/31