豊臣家の包丁人

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豊臣家の包丁人

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  • サイズ 46判/ページ数 432p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163920368
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「おみゃあら、今から腹ごしらえだ。
座って食えるのはこれが最後だと思え」

豊臣家の天下統一の陰に、知られざる包丁人(料理人)の姿があった──。
その男は京出身の大角与左衛門。味方の兵たちを食でまとめあげ、敵方の調略にも一役買っていたという。

屑として捨てられていた雉の内臓を使った汁。
決死の戦の前に、即席のかまどで焼いた下魚のかまぼこ。
秀吉と秀長の故郷の味、ドジョウの味噌鍋……

秀吉・秀長の豊臣兄弟に仕えた包丁人が作る、
人と人との心をつなぐ料理とは?
戦国時代の「食」に光を当てた、前代未聞の天下取り物語!



【目次】

内容説明

兄・秀吉と弟・秀長の絆は「食」で結ばれていた?戦国時代の料理に光をあてた、前代未聞の天下取り物語!豊臣家の天下統一の陰には、凄腕の料理人が―2026年NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」をより楽しむ。

著者等紹介

木下昌輝[キノシタマサキ]
1974年、奈良県出身。2012年に「宇喜多の捨て嫁」でオール讀物新人賞を受賞。15年、受賞作を収録した『宇喜多の捨て嫁』で歴史時代作家クラブ賞(新人賞)、舟橋聖一文学賞、高校生直木賞を受賞。19年『天下一の軽口男』で大阪ほんま本大賞、『絵金、闇を塗る』で野村胡堂文学賞を受賞。20年『まむし三代記』で日本歴史時代作家協会賞(作品賞)、中山義秀文学賞を受賞。22年『孤剣の涯て』で本屋が選ぶ時代小説大賞受賞。25年『愚道一休』で新田次郎文学賞、渡辺淳一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

179
木下 昌輝は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。来年、大河ドラマで豊臣ブームが来そうですが、豊臣家の料理人の物語は初めてです。「腹が減っては戦が出来ぬ」+α、戦において兵站(食事を含む)は、重要です。私も一食一食を大事にしています。絶対、コンビニ弁当は食べません(笑) https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639203682025/11/29

パトラッシュ

154
天下人にまでのし上がった秀吉だが、その暴走する野心から生じる矛盾や痛みを周囲にまき散らし続けた。常識人だった弟の秀長は兄から親兄弟を守ろうとした心労の果てに亡くなり、姉や妹や甥すらも利用され捨てられた。秀吉の子を生み天下の権に近づいた淀殿も呪いを避けられず、大坂城の露と消えていく。そんな豊臣家の興亡を間近で見てきた包丁人の大角与左衛門は料理の腕で秀頼に死を覚悟させ、家康の荒んだ心を癒し秀頼の娘を助命させる。ひとりの料理人が戦国乱世を終わらせた男たちを陰で繋いだとするドラマは、歴史小説の面白さを堪能させる。2025/12/03

いつでも母さん

134
そうよね、天下人だって足軽だって、とにかく人は食べなきゃ生きられない。そんな話かと思ったら・・あらあらさすがは木下さんでしたね。書下ろしの全10章。序章で読み手(私)を引きずり込だ。だが、圧巻は七章からだ。特に八章「天下飯」が好い。そして終章まで、与左こと大角与左衛門を通してこちらとあちら、戦国の世に、翻弄された人々の物語を面白哀しく読んだ。たっぷりの情もあり、狂気もありで面白い着眼点の木下さんお見事でした。2025/12/18

星群

89
木下さん、このタイミングを狙いましたか、笑。とてつもない野心を抱いた兄・藤吉郎と、家族大事を一番に考える弟・小一郎の出世物語。〝包丁人〟ってあるけど、思いの外料理は出てこなかった気がします。お拾い様がある札を取ったことからあることを決意する秀吉が、とてつも無い恐怖心を持ちました。ほんまに怖すぎる。同様に、母・茶々の父親に対する思いからくる本心がずしんと重かったです。2026/01/18

pohcho

67
包丁人・大角与左衛門が物語のキーなのだが、半分以上は秀吉の弟・秀長の視点で進むので、今年の大河ドラマの予習をしているようだった。どんなに迷惑をかけられてもどこか憎めない。弟から見ても秀吉の人たらしの魅力は半端ないのだ(家康と経帯麺を食べた場面はすごかった)しかし、晩年はおかしくなり朝鮮出兵という暴挙に。・・と、ここまではすでに知られている話で、七章からが木下さんの真骨頂だった。秀長、秀吉、秀頼、そして家康へ。戦国と食の物語を堪能できた。とても面白かった。大河ドラマも見る予定。2026/01/07

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