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内容説明
NYタイムズではアート関連の記事が頻繁に1面を飾るなど、アートは欧米エリートにとって不可欠な教養である。他方、日本でそのようなことはなく、アートに対する扱いの差が、まさに欧米と日本のイノベーション格差の表れであると、世界97カ国で経験を積み、芸術系大学で教鞭をとる元外交官の著者は言う。アートに向き合うとき最も重要なのは、仮説を立てて思考を深めることである。そこで本書ではアートを目の前にして、いかに問いを立て、深い洞察を得るかについて解説。読み終わる頃にはアートの魅力が倍加すること必至の一冊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
96
ビジネスパーソンにもアートの教養が必要、て最近よく聞く。 ん、美術館流行るとよいねえ。今はGAFA改めMATANAなの?NVIDIA知らない。ググってみよう2024/07/25
ta_chanko
19
アートは思考をうながすもの。世界の大学ではリベラルアーツは必修科目。アートを学ぶことで、視野が広がり、創造性や論理的思考力が高まり、イノベーションにもつながる。言葉が通じなくても、国境や学域を超えてすぐれた教材になるのがアート。本書ではいわゆる西洋美術だけでなく、北欧・東欧のアート、宗教芸術、イスラミックアート、ラテンアメリカやアフリカのアート、現代アートなど、広く紹介されていて視野が広がる。アートは社会を映す鏡。アートが分かれば世界が分かる。より良い社会を築くヒントにもなり得る。2024/05/23
Nobu A
14
山中俊之著書初読。新刊ホヤホヤ。一言で言うと「舞文曲筆」。商魂逞しい時流に乗ったタイトル。「アート」の定義付けもなく、絵画、彫刻に加え音楽も何でも有り。「アートを通してキリスト教が簡単に学べる」「アジア圏内でフィリピンが英語力No.1(正解はシンガポール)」「日本の自殺者が15%(10万人に対して15人だろう)」等、デタラメな文言を散見。極め付けは「日本アートの特徴は余白の部分が多いこと」だとか。それは書では。絵画から来る考察も読書からと差異がなければ何の意味があるのか。筆者に恨みはないが、久々の残念本。2024/09/10
大先生
11
著者(元外交官)のアート好きが伝わってくる一冊。欧米ではアートが不可欠な教養であることも理解できました。アートを鑑賞する際、仮説を立てて考える訓練になることも…。それでも、私はアートにそれほど関心を持てない。なぜでしょうかね?本物を見ていないから?エリートに対する反発?そもそも、私の中に墨子的な発想があるのかもしれません(笑)いずれにせよ、「私はなぜアートに興味を持てないのか?」について、いろいろと考えさせられる本でした。2025/02/23
die_Stimme
8
こうした非専門家の本は、自分が知識を持つ分野だと細部が気になって仕方ない。私は学生時代は美学美術史系の専攻だったし、今にいたるまで当該分野の本は読み続けていて展覧会にも人並みよりは足を運ぶと思う。それでも著者のように感動して打ちのめされたり問いを突きつけられたり日常的にしているわけではない(この手の語りは個人的にはとても苦手だけどそういう人もいるのだろうな、ぐらいに思う)。それが大事だと思うなら著者のように感じられるまでのプロセスが抜けてるのでは。2024/10/08
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