出版社内容情報
故郷の筑豊を離れ、上京してから七年。葛藤、挫折、再起をくり返し苦悩する伊吹信介は、ユーラシア大陸横断の大望を胸に秘め、シベリアへの密航を果たす。国際情勢の複雑多岐な現実に戸惑いながらも、大自然に生きる人々との出逢いに心打たれる信介。未知の世界の息吹に触れ、冒険の旅は続く。不滅の超大作・第八部
目次
斑鳩への単独行
ハーレーに乗る男
大和から河内への旅
ホールの楽屋口で
若いマネージャー
北へ帰る日
出立前夜
イッツ・ア・ロングウェイ
運命の大きな手
シベリアの荒野
ハバロフスクの街角
華麗なるパーティー
スミルノフ将軍の招待
両国共同の秘密事業
ミスターXの家で
日本人の知らない場所
遺された手記
危機せまる
兵士たちの影
アムール一族の村
筑豊を遠くはなれて
旅立ちの準備
解説 山内亮史(旭川大学学長)
青春の門
第一部 筑豊篇
第二部 自立篇
第三部 放浪篇
第四部 堕落篇
第五部 望郷篇
第六部 再起篇
第七部 挑戦篇
第八部 風雲篇
内容説明
故郷の筑豊を離れ、上京してから七年。葛藤、挫折、再起をくり返し苦悩する伊吹信介は、ユーラシア大陸横断の大望を胸に秘め、シベリアへの密航を果たす。国際情勢の複雑多岐な現実に戸惑いながらも、大自然に生きる人々との出逢いに心打たれる信介。未知の世界の息吹に触れ、冒険の旅は続く。傑作長編・第八部。
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生まれ。戦後朝鮮半島から引き揚げる。早稲田大学文学部ロシア文学科中退。1966年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、1967年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、1976年『青春の門』で吉川英治文学賞を受賞。1981年から龍谷大学の聴講生となり仏教史を学ぶ。ニューヨークで発売された『TARIKI』は2001年に「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門銅賞)に選ばれた。また2002年に第50回菊池寛賞、2009年にNHK放送文化賞、2010年に長編小説『親鸞』で第64回毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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