朝日新書<br> 日本政治と宗教団体―その実像と歴史的変遷

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朝日新書
日本政治と宗教団体―その実像と歴史的変遷

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  • サイズ 新書判/ページ数 336p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022953445
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

2025年参院選で自民党は敗北。保守層の離反や裏金問題が尾を引いたと言われる中、見逃せないのが宗教との関係だ。旧統一教会以外にも影響のあった宗教団体の動向について歴史的にさかのぼり分析。各団体の現状や政党との関係はどうなっているのか実態を明かす。


【目次】

内容説明

政治とのつながりを持つことで教団はどれだけの力を蓄えていったのか?2025年夏の参院選で与党は大敗。自民党の裏金問題が尾を引いたとの指摘もある中、創価学会を支持母体とする公明党も得票を落とした。そして「政治とカネ」などを理由に、連立政権から離脱した。宗教票、政治資金、政策、組織防衛、選挙制度、政党システムはどうなっていたのか。公明党の支持母体・創価学会はじめ、旧統一教会、神社界など保守系宗教団体が中核を占める日本会議、「宗教界のドン」が創立した立正佼成会の歴史を振り返り、戦後政治とのつながりや変遷を関係者の証言と多数の資料から解き明かす!

目次

序章 公明、26年後の連立離脱
第1章 創価学会(言論出版妨害事件から「政教分離」「国民政党」へ;非学会員議員と「国民会議」方式;民社党と合併構想と選挙協力;新進党という「国民政党」の実験;公明党の再結成と「第三極」の模索;自公ブロックという終着点)
第2章 旧統一教会(安倍派と統一教会との関係;保守的な思想の強い団体との関係が深かった清和会;統一協会初代会長のカリスマ性;冷戦期、中曽根と統一教会との関係;現在と未来は地続き―同じ過ちを繰り返さないか)
第3章 神社と日本会議(神社界を敵に回すと貼られてしまうレッテル;神社界全体にとって「絶対的な要求」とは;共鳴し合う参政党と神社会)
第4章 立正佼成会(自民党内主流思想の変遷と重なる盛衰;与野党間で“股裂き状態”となった九〇年代;「カリスマの死」で迎えた大きな転機;宗教界を不安にさせた安保法制;番外編 創価学会と立正佼成会の違い)

著者等紹介

蔵前勝久[クラマエカツヒサ]
朝日新聞記者。1976年、鹿児島県南九州市川辺町生まれ。大学卒業後、朝日新聞社入社。2008年から政治部、論説委員(政治担当)、政治部次長、世論調査部など

中北浩爾[ナカキタコウジ]
中央大学法学部教授。1968年、三重県生まれ。東京大学法学部卒業。95年、同大学大学院法学政治学研究科博士課程中途退学。東京大学博士(法学)。日本政治外交史、現代日本政治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

完敗

4
解説されているのは創価学会、旧統一教会、神社本庁・日本会議、立正佼成会。どの宗教もそれなりの努力を以って政治参加してきた。最も穏やかだった立正佼成会が、ライバルの創価学会より先に零落気味になっているようだ。宗教団体の力が徐々に弱まる中、ネットワークビジネス、スピリチュアル、挙句は陰謀論めいた政治勢力が台頭しそうな嫌な予感がする。さて、中道改革連合爆誕。公明党が生き残りを賭けて動き始めた。著者お二人の今後の解説に期待したいと思った。2026/01/17

省事

3
創価学会を中北教授が、それ以外を蔵前氏が書いている。中北教授の方は学者らしく分析的、蔵前氏はいかにも新聞的だが、公明党=創価学会のあり方が周辺団体にも影響したことを踏まえるとそれを一つの柱とした議論として読めて相補的である。神社に関する「神社は政治家を当選させる力はないが落選させる力はある(地元に根付き、宮司が顔役であることが殆どの神社をないがしろにすると評判が落ちる)」というのが面白かった。2025/12/03

韓信

2
今度の衆院選に向けた政党・宗教団体の離合集散ぶりに唖然として、改めて戦後政治と宗教の関わりを勉強しようと思い読了(たぶん同じ動機で本書を手にした読者は多いだろう)。扱っているのは創価学会、統一教会、神社界と日本会議、立正佼成会のみ(幸福の科学とか政局に影響しない泡沫はなし)。創価については選挙における進退などを俯瞰した分析的な内容で、国民政党化志向により学会と距離が生じた期間があったことはわかるが、現在は学会の影響力がどれくらいあるのか、具体的にどういった形でコミットしているのかが知りたかった。2026/01/23

ヤヌザイ

1
この手の本で、立正佼成会の話って少ないから助かります。 2026/02/11

アカショウビン

1
 公明党と創価学会の関係を知りたかった。1章はその歴史を知るのにちょうど良く、最近の自公ブロック解体に至る道筋が分かった。ともかく創価学会は選挙には強力な存在のようだ。  2章は旧統一教会と自民党の関係だ。先日銃撃事件の判決が出たが、「合法的な解決を模索」せず殺人を選択した、とあり、首相が応援する団体の犯罪的行為に対して、どのように合法的に解決を模索することを想定するのか、理解に苦しんだ。本書ではやはり選挙に強い統一教会が描かれるが、裁判と同じくある局面は描かれるが、どうも物足りない。信者家族的視点か?2026/01/29

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