『日本経済新聞』に書評掲載!平出隆『私のティーアガルテン行』

日本経済新聞(2018年11月3日)書評欄で紹介いただきました!

▼さまよう回想に結実する「詩」/四元康祐氏評(詩人)
「本書は「詩のつもりではなく」詩を書き始め、詩を壁から解き放とうと闘ってきた詩人の、生涯を賭した「詩」の結実である。」
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO37287830S8A101C1MY6000/

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「本」というメディアの激変を生きてきた詩人の回想録

詩人・作家・編集者・造本家として、様々な詩集や小説、
散文を世に問い、多くの読者を魅了してきた、平出隆の最新刊。
名著『遊歩のグラフィスム』(岩波書店、2007)の姉妹編。

成長過程で出会った恩師や友人をはじめ、
思春期に強烈な刺激を受けた小倉の街と書店、
詩人としてデビューした頃の仲間・稲川方人と河野道代、
大学時代の恩師・出口裕弘、
河出書房新社の編集者として向きあった澁澤龍彦や川崎長太郎、
美術批評を通して交流したゲルハルト・リヒターや河原温――

類稀なる作家が備える美の源流が端正な文章で綴られ、
自ら手がけた造本で、物体としての「本」が持つ力と可能性を、
あらためて世に問うような一冊。

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◎展覧会「言語と美術――平出隆と美術家たち」
会場 DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)
会期 2018年10月6日(土)~2019年1月14日(月・祝)
http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/next.html

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【著者】 平出 隆(ひらいで・たかし)
1950年福岡県生まれ。詩人・作家、多摩美術大学図書館長・教授。
版元 via wwalnuts 主宰。河出書房新社の編集者として澁澤龍彦、
川崎長太郎らを担当。2005年、ライプツィヒ国際ブックフェアに
おいて、自装による長篇評伝『伊良子清白』(新潮社、2003)が
「世界でもっとも美しい本」賞の候補となる。

小説『猫の客』(河出書房新社、2001年)で木山捷平文学賞受賞。
同書の英語版は、2014年に「ニューヨークタイムズ」「サンデー
タイムズ」ベストセラーとなり、英語版は実売20万部を突破、
世界24か国での刊行が決まっている。
http://takashihiraide.com/
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私のティ-アガルテン行
平出隆
紀伊國屋書店 (2018/09 出版)
ISBN:9784314011631
価格:¥2,916(本体¥2,700)

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2018.11.05 出版  文学 メディアで紹介