出版社内容情報
詩人・作家として多方面で精力的に創作活動を続け、根強い人気を誇る平出隆の自伝的エッセイ。
幼少期から思春期にかけて出会った恩師や友人をはじめ、
21歳で詩人としてデビューした頃の仲間・稲川方人と河野道代、
選手・監督として活躍した野球チーム「ファウルズ」の仲間、
大学時代の恩師・出口裕弘、編集者として向きあった澁澤龍彦、川崎長太郎、
美術批評を通して交流した河原温、ゲルハルト・リヒター――
北九州に生れ育ち、ベルリンのティーアガルテンで
「生涯という迷宮」への豊かな啓示を享けた詩人が、
幼少時からの教えの庭を追懐しつつ、紙と版への思考を軸に
「世界へ踏み出す少年」のみずみずしい感覚を綴りきった自伝的エッセイ
名著『遊歩のグラフィスム』(岩波書店、2007)の姉妹篇
【著者自装、図版多数収録】
■目次
I 世界へ踏み込む少年
II はじめての本づくり
III 詩のつもりではなかったこと
IV 三人の肖像
V レンズの狩人
VI 烏森様のこと
VII 百獣のユニフォーム
VIII 仕込まれた歌
IX 思い出のハスキー・ヴォイス
X 先生がたの文彩
XI 上級生たちの光彩
XII 美術の先生とその先生
XIII 魚町、鳥町、けもの町
XIV 常盤橋の小屋
XV 京都の偶然
XVI 映像の葬儀 1970年
XVII 獣苑の恩師
XVIII 郵便とともに
XIX 物置小屋の方へ
XX 本のこと 世界のこと
平出 隆[ヒライデ タカシ]
著・文・その他
内容説明
北九州に生れ育ち、ベルリンのティーアガルテンで「生涯という迷宮」への豊かな啓示を享けた詩人が、幼少時からの教えの庭を追懐しつつ、紙と版への思考を軸に「世界へ踏み出す少年」のみずみずしい感覚を綴りきった自伝的エッセイ。
目次
世界へ踏み込む少年
はじめての本づくり
詩のつもりではなかったこと
三人の肖像
レンズの狩人
烏森様のこと
百獣のユニフォーム
仕込まれた歌
思い出のハスキー・ヴォイス
先生がたの文彩
上級生たちの光彩
美術の先生とその先生
魚町、鳥町、けもの町
常盤橋の小屋
京都の偶然
映像の葬儀一九七〇年
獣苑の恩師
郵便とともに
物置小屋の方へ
本のこと、世界のこと
著者等紹介
平出隆[ヒライデタカシ]
1950年福岡県生れ。詩人・作家、多摩美術大学図書館長・教授。主要著作:詩集『胡桃の戦意のために』(思潮社、1982、芸術選奨文部大臣新人賞)、『左手日記例言』(白水社、1993、読売文学賞)。小説『猫の客』(河出書房新社、2001、木山捷平文学賞)。散文『白球礼讃』(岩波新書、1989)、『ベルリンの瞬間』(集英社、2002、紀行文学大賞)。評論『伊良子清白』(新潮社、2003、芸術選奨文部科学大臣賞)、『伊良子清白全集』(岩波書店、2003)の編纂など、伊良子清白に関する全業績で、藤村記念歴程賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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