私のティーアガルテン行

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私のティーアガルテン行

  • 平出 隆【著】
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 紀伊國屋書店(2018/09発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 304p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784314011631
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

詩人・作家として多方面で精力的に創作活動を続け、根強い人気を誇る平出隆の自伝的エッセイ。

幼少期から思春期にかけて出会った恩師や友人をはじめ、
21歳で詩人としてデビューした頃の仲間・稲川方人と河野道代、
選手・監督として活躍した野球チーム「ファウルズ」の仲間、
大学時代の恩師・出口裕弘、編集者として向きあった澁澤龍彦、川崎長太郎、
美術批評を通して交流した河原温、ゲルハルト・リヒター――

北九州に生れ育ち、ベルリンのティーアガルテンで
「生涯という迷宮」への豊かな啓示を享けた詩人が、
幼少時からの教えの庭を追懐しつつ、紙と版への思考を軸に
「世界へ踏み出す少年」のみずみずしい感覚を綴りきった自伝的エッセイ
名著『遊歩のグラフィスム』(岩波書店、2007)の姉妹篇
【著者自装、図版多数収録】

■目次
I 世界へ踏み込む少年
II はじめての本づくり
III 詩のつもりではなかったこと
IV 三人の肖像
V レンズの狩人
VI 烏森様のこと
VII 百獣のユニフォーム
VIII 仕込まれた歌
IX 思い出のハスキー・ヴォイス
X 先生がたの文彩
XI 上級生たちの光彩
XII 美術の先生とその先生
XIII 魚町、鳥町、けもの町
XIV 常盤橋の小屋
XV 京都の偶然
XVI 映像の葬儀 1970年
XVII 獣苑の恩師
XVIII 郵便とともに
XIX 物置小屋の方へ
XX 本のこと 世界のこと

平出 隆[ヒライデ タカシ]
著・文・その他


内容説明

北九州に生れ育ち、ベルリンのティーアガルテンで「生涯という迷宮」への豊かな啓示を享けた詩人が、幼少時からの教えの庭を追懐しつつ、紙と版への思考を軸に「世界へ踏み出す少年」のみずみずしい感覚を綴りきった自伝的エッセイ。

目次

世界へ踏み込む少年
はじめての本づくり
詩のつもりではなかったこと
三人の肖像
レンズの狩人
烏森様のこと
百獣のユニフォーム
仕込まれた歌
思い出のハスキー・ヴォイス
先生がたの文彩
上級生たちの光彩
美術の先生とその先生
魚町、鳥町、けもの町
常盤橋の小屋
京都の偶然
映像の葬儀一九七〇年
獣苑の恩師
郵便とともに
物置小屋の方へ
本のこと、世界のこと

著者等紹介

平出隆[ヒライデタカシ]
1950年福岡県生れ。詩人・作家、多摩美術大学図書館長・教授。主要著作:詩集『胡桃の戦意のために』(思潮社、1982、芸術選奨文部大臣新人賞)、『左手日記例言』(白水社、1993、読売文学賞)。小説『猫の客』(河出書房新社、2001、木山捷平文学賞)。散文『白球礼讃』(岩波新書、1989)、『ベルリンの瞬間』(集英社、2002、紀行文学大賞)。評論『伊良子清白』(新潮社、2003、芸術選奨文部科学大臣賞)、『伊良子清白全集』(岩波書店、2003)の編纂など、伊良子清白に関する全業績で、藤村記念歴程賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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踊る猫

20
ベンヤミンを意識しつつ、もちろん猿真似することなく。そんな志の高さから書かれたテクストは清潔で読みやすい。栴檀は双葉より芳しというが、若い頃から「本」という物体に惹かれ、その中に内包されていた神秘としてのコンテンツとその外を象徴している書籍というオブジェにそれぞれ後年までつき合っていき、詩人は今日まで至る。その半生、決して先を急がないでじっくりフランス文学者たち(とりわけ澁澤龍彥)と交際し、修業を重ねてきた来歴は華麗で興味深い。でありながら、イヤミな「ハイソ」な文学者になることなく自然体を貫いたことも良い2020/07/09

ふるい

14
ティーアガルテン、その不思議な言葉の響きにこころを掴まれる。猟場。動物園。世界へ踏み込む少年の感覚。詩と散文の境界を自由に行き来できる眩しさ。出口祐弘、澁澤龍彦、川崎長太郎など錚々たる面々を師と仰ぐ稀有な人生。その足跡を辿るたのしみがあった。2018/09/27

きゅー

11
本書は、平出隆の脳裏に蘇るさまざまな過去の思い出を綴った一冊となる。幼少期から編集者時代までを部分部分で重複しながらも、追っていく彼の試みは、ベンヤミンの『幼年時代』になぞらえたものではあるが、それにしても平出氏の非凡な生い立ちを見るに、自分のような平凡な人間としては嫉妬に煮た感情に襲われる。野球に打ち込み、数学を愛し、そこから詩へと転向し、諸芸術に関わりを持つ彼の半生は、あたかも超人のように眩しく読めた。2019/04/18

rinakko

11
素晴らしかった。忘れがたき人々を、いつでも呼び覚ますことは出来る。思い返す毎、記憶を手繰り寄せる文章の中で、きっとその姿には息が吹き込まれていく…ということが、読んでいてしみじみと嬉しくなった。とりわけ、燻し銀の文章を綴った中学校の先生方について、世に出ることのなかった若き才能(破滅型の少年詩人、気高い精神を言葉に記した超秀才…)についての件は、彼らの文章とともに深く沁みた。見知らぬはずの人たちを、いつしか私が懐かしく思い返しているかのよう…。そんな余韻があった。2018/10/21

Tenouji

10
本屋でジャケ買いw。漫画『数学ゴールデン』の後に読んだので、数学者の伝記に詩的なものを感じるくだりは、非常に面白く読んだ。著者の自伝的なエッセイで、非常に美しい印象なのだが、途中で断念してしまった。単純に合わなかった、というだけだろうけど。2021/03/15

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