遊歩のグラフィスム

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  • サイズ A5判/ページ数 305p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000254021
  • NDC分類 904
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

haikaino

6
激しくおすすめする2019/09/04

魚53

4
正岡子規や川﨑長太郎、河原温、ベンヤミンなどの芸術家の描法・詩学を読み取ろうとする試み。著者とともにさまざまな芸術家の人生やその作品について眺めているうちに、思わぬ所で道が交差していたり、見えなかった道が見えたりしてくる。まさに、遊歩の気分。物を見つめて、風景の奥に何かを透視する。物を見ることとはどういうことかがわかる。2015/11/29

ポカホンタス

4
正岡子規を調べているうちにこの本に行き当たった。詩人らしく、繊細で大胆な文章で味わい深かった。子規のことだけでなく、ベンヤミンや川崎長太郎にも興味を持った。日々出会う自然を、自分を滅して写生してゆく営みは、原始や古代につながる方法であるということが繰り返し仄めかされていた。大変勉強になった。2014/04/23

nisi

2
人生で初めて読んだ芸術論に関する本です。論ずるというところに重点を置くのではなく、エッセイとして読みこなせ、作中で登場する随筆家や芸術家の話と共に文章自体もゆっくりと色々な観点を見つけながらアーケードの中を歩いて行きます。最初から最後まで読むと、内容そのものと同時に、本としての作られ方と一貫した伝えたい事を伝える視点のようなものが隅々から感じられる、とても気持ちのいい書籍でした。2011/12/09

bestkkk

1
河原温や正岡子規、川崎長太郎、森鷗外、ベンヤミンら様々な領域を横断した先行者を導き手に、遊歩のようにその連関をたどり、生活と詩、そして作品をかたちづくる方法意識をさぐってゆく。すばらしい随筆だと思う。2012/03/24

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