文春文庫<br> 三国志 第六巻

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文春文庫
三国志 第六巻

  • 著者名:宮城谷昌光
  • 価格 ¥652(本体¥593)
  • 文藝春秋(2014/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167259266
  • NDC分類:913.6

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内容説明

『三国志』決定版、第6巻。劉備、孔明を訪う――。袁氏を滅ぼし勢いづく曹操。だが、諸葛亮と劉備の出会いがその霸道を阻む。曹操、孫権、劉備。三者が天下に並び立つ完成図を胸に献策を続ける諸葛亮。次第に力をつけた孫権は劉備とともに曹操を攻める――「赤壁の戦い」である。曹操軍は水上戦で得意の鶴翼の陣を展開し勝利を手にするはずが、疫病と風に足元を掬われ、窮地に陥る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

53
三顧の礼から赤壁へと、三国志の一番盛り上がる場面が連続する第六巻。赤壁については、孔明が東南の風を妖術で起こす場面がないのはもちろん、連環の計すらないので、本当に地味に終わります。ただ、この作品の魅力は劉備と関羽、諸葛亮、曹操と郭嘉、司馬懿といった人間関係をより緻密に書いているところだと思います。でもオラオラ系弱めの作品ですが、本巻では甘寧がクローズアップされていて、ここが良いニュアンスで面白かったです。2025/02/09

スター

45
この巻も面白かった。三国志ではおなじみの、赤壁の戦いの場面も登場。2019/09/27

Book & Travel

44
三顧の礼で諸葛亮孔明を迎える劉備。だが孔明といえど、積み重ねた基盤の無い劉備をすぐにどうにか出来る訳もなく、曹操の侵攻を受け長阪の逃亡戦へ。演義ベースでは見せ場が多い所だが、本作では趙雲の活躍が少し描かれる程度。ただ劉備と関羽・張飛との関係が近すぎて勢力が伸長しないという見方は面白かった。後半基盤が出来始めた劉備陣営がどう描かれていくか楽しみだ。そして歴史の大きな転換点となる赤壁の戦い。孔明の東南風は無いが、曹操の勢いを挫いた周瑜の存在感の大きさが印象に残った。役者が出揃い、いよいよ三国の時代へ向かう。2022/05/17

ジュール リブレ

44
ようやく全十二巻の半分まで来ました。三国志のクライマックスの一つ、赤壁の戦いが、演義版とは異なる解釈で、これまた淡々と描かれています。諸葛孔明登場で、関羽と劉備の間に溝が生まれたり。これまで読んできた三国志(実は三国志演義)は、なんだったのか?史実とは、勝者の描いた幻想なのか?などと、答えの出ない問いに追われていく。少し休んで次に行きます。2019/08/02

Die-Go

40
図書館本。ようやく折り返し地点。そこにおいて"赤壁の戦い"勃発。弱小劉備がここからのしあがっていくのだ。呉軍の周瑜には相手にもされないが、そこには諸葛亮孔明の深謀遠慮があった。 曹操軍は疫病に悩まされるだけではなく、呉軍の火計にまんまとひっかかり、大打撃を受ける。さて、ここから劉備の大躍進が始まる。どうなる?★★★★☆2022/04/17

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