内容説明
人類存亡をかけた一大叙事詩、堂々の完結!
殺戮因果連鎖憑依体――。
古より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたそれは、全宇宙の知的生命を滅ぼし続けてきた不滅の脅威。
その中に埋もれた無垢なる宝――《白鬼》を求める異星知性体の地上侵攻は続き、東京、バチカン、ネバダの各ゲート組織拠点は不慮の事故に見舞われ、戦力をすり潰され、大打撃を受けていく。
一方、三名の依代たちが寄生端末に乗っ取られるタイムリミットも迫るなか、ゲートを経由して月の裏側に到達した百刈圭は、ついに異星知性体《一二〇》との邂逅を果たす。
白鬼とは何なのか。《一二〇》はなぜそれを求めるのか。停時フィールドやゲートは何のために作られ、殺戮因果連鎖憑依体は、なにゆえ知的生物を滅ぼそうとするのか。残されたすべての謎が紐解かれ、真実が露わになったとき、存続の猶予という未来を地球人類に残し、無限なる可能性を秘めた過去をも救うため、全宇宙の命運を左右する選択に、白鬼の少女が出す答えとは。
人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩、ここに堂々の完結。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
本の蟲
15
時間的にも空間的にも、巻を追うごとに拡大する話のスケールに毎度圧倒されたが、ここから更にスケールが大きくなる事ある!? まさに超ド級の傑作SF完結巻。いくつもの「驚愕の真相」を経ても、全く歯が立たなかった白鬼≒黒鬼の正体。シリーズ通じて何度感想に「絶望」と書いたがわからないが、勝ち筋が全く見えなかった戦いの果て。まさか全てに「腑に落ちる」「腑に落ちる」と連呼する解決策があるとは。希望はあってもご都合は一切ない完璧な締め方に、ただただ感動。この最高のSF小説を読めて本当に良かった2026/09/21
alleine05
10
完結。なるほど、こういう結末になったか。前巻で白鬼の謎が解き明かされても根本的な問題解決にはならず、鬼封伐は続きそうな流れだなと感じたけど、こういう展開になるからか。納得。しかしあまりハデなバトルなどは無く(前半の防衛戦の描写などもあったけど)ひたすら種明かしとエピローグの巻だったな。そしてその種明かしの部分で結が便利に使われ過ぎでは? という気がしないでもないが、それはご愛敬か。振り返ってみるとシリーズ前半の1~4巻あたりは絶望感満載の作品だったのに、最終的にはこんなにきれいにまとまってびっくり。2026/10/02
みかん猫
8
ようやく最終巻!長かった~!最終巻なのにサブタイトルが「絶望時空」って不穏すぎるけど、既にとことん叩きのめされてきたので、もはや慣れっこになってしまった自分が怖い。 内容は一切容赦ないのに、ライトノベルらしい浮ついた軽さに救われている(のだろうか…)。 色々な伏線が回収され、すべての真実が開示される本作。「絶望時空」だけど、良かった。本シリーズに出会えたこと、そして完結させてくれた作者に感謝。あとがきにも胸が熱くなった。2026/09/26
あるこる
7
大大大傑作!!!!!! 苦しいけど最高に盛り上がる集団戦闘もだが、SFとしての設定を徹頭徹尾考え抜いた先とそんな世界を使った思想と哲学の発露 これぞ最高級のSF作品 ここ迄の作品はSF以外も含めて簡単にはお目にかかれないレベル これは皆読むべき結末だよ 宇宙SFとしてここ迄でも考え抜かれてたと思ったけどそれを超えてくるし、数頁に1度は確かにと驚き続けたわ その上でのラスト エピローグで意図的な程繰り返される問題といい、SFとしての嘘である技術以外は現実と地続きであり2026/10/20
眠り王
7
12年このシリーズを追ってきて良かったと思える綺麗なクロージングでした。この物語を世に生み出してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。 オキシタケヒコさん、執筆お疲れ様でした、そしてありがとうございました!2026/10/03




