光文社文庫<br> 仮面紳士 ハイカラ右京探偵全集~探偵くらぶ~

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光文社文庫
仮面紳士 ハイカラ右京探偵全集~探偵くらぶ~

  • ISBN:9784334109370

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内容説明

幻の名作ミステリーを掘り起こす「探偵くらぶ」の最新作は、異色の推理小説作家として知られる日影丈吉の創造した名探偵・ハイカラ右京の作品集。明治初期、文明開化の波に揺れる日本で、山高帽に針のような口髭、鹿革の手袋に細身の杖という洋装で、元国際スパイとも噂される「仮面紳士」のハイカラ右京こと右京慎策が難事件を次々と解決する!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kotaro Nagai

5
ナポレオン三世風の髭とハイカラな容姿が売りの名探偵ハイカラ右京の作品集。昭和29年~31年の13編と昭和59年~60年の2編の計15編にインタビュー、解説など6編を収録。時代は明治中頃ということで、文体が当世風で凝っている。あたかも山田美妙か広津柳浪が探偵小説を書いたらこんな感じというように。初めの3編くらいは登場人物、特に右京と吾来警部の関係にブレを感じたが、固まるとルビを振った当て字の文章も明治の雰囲気を活写して楽しい。ただ若者にはピンとこない単語や表現もあり注があった方がいいかも。2026/07/20

Inzaghico (Etsuko Oshita)

5
明治の文明開化期を舞台としており、江戸の名残と明治の新しい空気が混ざり合って、唯一無二の雰囲気のなか、事件が起こり、それを「西郷どん」みたいな警部と一緒に、ときに彼をおちょくり、出し抜きながら事件を解いていく右京は、ちょっと癪な存在だ笑 時代性もあり、今なら当然アウトな時代背景や用語が登場するが、いつもなら最後に「時代性を鑑みて~原文ママとしました」みたいな文章が3行程度掲載されているだけなのに、本書では1ページ半にわたって《本書の差別表現について》という文章が収められている。ちょっと驚いた。2026/07/16

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