内容説明
沖に流された仔竜チューダを、リョウ、レオ、リリは飛空船〈リリ号〉に乗って空から捜索する。なんとかチューダを見つけたものの、船は故障し陸地はどんどん遠ざかるばかり。しかも怖ろしい敵の影が仔竜に迫っていた。危うしチューダ! また一方、ガナラージャで出会った竜ノ医師を目指す少年の存在が、そしてレオが口にした何気ないひと言が、封印されていたリョウの凄絶な過去の記憶を解き放とうとしていた……。南大国ガナラージャ編後編。竜の医師を目指す少年たちの奮闘を描く、大人気の異世界青春医療ファンタジイ・シリーズ第6弾。/【目次】プロローグ/カルテ16 遭難、巨大鯨、そして竜の戦い/カルテ17 深き海と、真水の悔悟/カルテ18 竜の幼な歯と、風の迷宮/エピローグ 竜の夜明けと、雪解けの音/あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
63
〈シリーズ6作目〉沖に流された仔竜チューダを飛空船「リリ号」に乗って空から捜索するリョウ、レオ、リリの3人だが船は故障してしまう。さらに、沖でははじめて出会う敵が竜に迫る。〈竜の医師団〉若きメンバーの青春、老齢竜の医療から始まった物語は、竜同士の関係にまで進んできた。さらに二国間の思惑や反医療主義問題まで絡み、スケールはどんどん大きくなっていく。またリョウの過去も明かされて飽きさせない。2026/06/27
ときわ
9
もっとゆっくり読まないともったいないでしょう?でも猛スピードで読むのを止めれないんだよ!怒涛の展開。しかもその中でリョウが封印してきた過去がほどけてきてそっちも~。エピローグまで突っ走ったら感動して、大団円でお話が終わった…という気になった。いや、終わってません。続きます。2026/07/10
alleine05
8
南大国ガナラージャ編完結。今回は前後編二冊に渡る大長編だったからか、これまでと読み味が違った気が。これまでも重い要素は扱ってきたけど、今回は大長編でなかなか区切りがつかないから重い要素が引っぱられて少々しんどくなったというか。あとがきによるとまだ続くようだけど、次はどんな話になるだろう。2026/07/03
すがはら
7
今回の舞台は海。蛇竜の余韻に浸っていたら化け鯨に狩られそうになって、小心者の私は巨体の描写だけでブルブルものでした。海中で出会う大きな生き物ってだけでも恐いのに。生還後はケロリとして、なんなら強者感さえ身に着けたチューダは大物です。ただ、当面は爺さん竜の気苦労が増えるばかりでしょうが。何気なく出てくる鯨肉を食べる竜たちの場面の向こうに、積もる鯨の恨みがあるのだろうな。リョウが封印していた過去が明かされ、ヤポネの現状も知らされました。即断即決の赤の人が酷い状況を知ってそのままにする訳はないかってことですね。2026/07/06
葵上
7
「努力する人を嗤う者は、努力を恐れる者です。そのような相手に費やす時間は、貴男にはありません」イリェーナ先生の書簡からはじまる6巻は、きっと何度か読み直すことになる。忘れてしまえたら、この感動をもう一度味わえるのかな。2026/06/30




