内容説明
カランバスの医師団をまるごと載せた巨大蒸気機関車は、南大国ガナラージャに向けて移動していた。治療の成功で翼が開くようになった養い仔チューダが安全に着水できる凍らない海が必要になり、ディドウスが夏の間移動することに決めたのだ。竜が移動すれば当然医師団も。かくして前代未聞の大移動が敢行されることになった。ガナラージャは竜たちが仔育てをする豊穣の地、チューダと一緒に遊べる仔竜もいる。だが光が強ければ影も濃い。リョウはガナラージャで初めて〈反竜医療主義〉を知るのだった。大人気の本格異世界青春医療ファンタジイ。/【目次】プロローグ/カルテ13 奇跡の滑空と、黒き仔竜/カルテ14 女帝の娘と、竜の系譜/カルテ15 竜人の秘技と、竜の大波/解説=三辺律子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
65
シリーズ5作目。民族の大移動ならず、カランバス医師団の大所帯が南の帝国ガナラージャへ向けて移動する。老竜ディドウス、仔竜チューダも動く。この作品で面白いのは竜の病が人間の病とリンクしているところ。読みながら「あ、あれ」とわかる。若き医師たちもそれぞれ背負ったものと向かいあわねばならず、その部分はまさに青春小説。少し登場人物が増えてきたので早く次を読まないと忘れそう。2026/05/26
さつき
54
今回は仔竜チューダのために医師団ごと巨大蒸気機関車で大国ガナラージャに大移動!人も竜も新たな出会いがあり世界が広がります。人は常に競い合い、時に足を引っ張り合い、権謀術数をめぐらせ相手を陥れたりするけれど、竜は愛の生きもの。人とは違う大いなる存在が世界の根幹にいることは、とても素晴らしいことなのではと思ったりしました。それにしても気になる所で終わっているので続きが早く読みたいです。2026/05/30
よっち
21
老竜ディドウスと養い仔の元気いっぱいおてんば仔竜チューダのために、巨大蒸気機関車で医師団全員が移動。豊穣の国ガナラージャへ旅する第5弾。飛行練習に必要な凍らない海を求めて一時的に居を移す老竜ディドウス。カランバス医師団もそれに同行するために、巨大蒸気機関車に医師団を載せて南大国ガナラージャに向けて移動する展開で、豊穣の地で竜たちの子育て文化に触れ、リョウに蘇る謎の記憶やレオニートとの関係にも変化が訪れる一方、竜人たちの起源や反竜医療主義の影が忍び寄るなど、今後に向けていろいろ気になることも出てきましたね。2026/06/23
すがはら
21
翼が治って安堵したと思ったらすぐに無謀な飛び降りを始めて周囲を大慌てさせる赤ちゃん竜のチューダには、リョウ達と一緒になって頭を抱えたくなりました。赤ちゃん竜の安全な飛行練習のために医師団ごと異国の水上都市へ移動するなんて突飛なことをやらせてしまうニーナ先生、人生楽しそうでイイです。行く先々で騒動に巻き込まれ、功を上げて目立ちまくる若者たちが、そのままワチャワチャと歳をとるまで一緒にいられたら良いなと目が細まってしまいます。まだまだ騒動が続きそうな予感。続きも早く読みたいです。2026/06/10
はな
19
大はしゃぎのチューダが本当にかわいい!ディドウスやシストラも優しくて愛情深くてこの作品に出てくる竜達が大好きです。チラつくリョウの記憶やレオとのすれ違いなど気になることがたくさん。次巻を読むのが楽しみです。2026/06/16
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