内容説明
ビル・ゲイツ推薦。細胞とはなにかを巡る人類史→ビル・ゲイツ推薦! 解説:仲野徹
輸血、iPS細胞、ゲノム編集――生命の最小単位から、人類の未来が見える。ピュリッツァー賞受賞の作家兼医師が描く壮大な物語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
塩崎ツトム
17
細胞の物語は、最後、著者の専門であるガン細胞にたどり着く。生きることって何だろう。群れて暮らすことの有利性により細胞は群体となり、多細胞生物になったが、細胞の一つが、強者総取りを狙って、他の組織を浸潤するようになって最後は自滅を選ぶ。それがガンなんだけれど、しかし最後が宿主ごとの滅びなら、奴らはなぜこうも巧妙に免疫機構や外部からの治療の裏をかこうとするのか?そのシステムは繁殖のへの欲望ではなくもはや純粋な殺意だが、そんな風に意志すら感じさせてしまうシステムの正体ってなんだろう?2026/09/30
むらむら
1
細胞に関して包括的に学べる良書。細胞という単位の発見から、体外受精という最大規模の細胞治療の普及。血液による抹消に至るまでのサイクル構築。コロナ禍という予期せぬ災厄、鎌状赤血球症の治療まで様々なトピックが取り扱われる。著者の個人的な会話や患者と出逢った経験が随所で語られているのも読みやすい。最後のニューヒューマン、つまり組織をアップデートされた人工的な「テセウスの船」みたいな人間に関して。アンチエイジングや美容なども考えたら色んな意見が出てきそうだなぁ、と示唆に富む記述だなぁと思いました。2026/08/10
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