内容説明
ミステリ作家たちが工夫を凝らし、読者と頭脳戦を繰り広げる犯人当て小説。その傑作の数々から“読者への挑戦”ものを中心に精選し、全3巻のアンソロジーに集成した。第3巻には原案を書いたはずの見知らぬ推理ドラマにミステリ作家が挑む綾辻行人「意外な犯人」、地図の上で殺された男のメッセージを解読する辻真先「DMがいっぱい」、暗殺者の正体をロジカルに推理する井上夢人「殺人トーナメント」など全9篇を収録。正統派の謎解きと変化球の数々を通じて、犯人当て小説の歴史が生んだエンタテインメントのバリエーションを御賞味あれ。/【目次】序文=福井健太/「意外な犯人」綾辻行人/「DMがいっぱい」辻真先/「殺人トーナメント」井上夢人/「三つの質疑」乾くるみ/「挑戦状盗難事件、または名探偵オルメスの冒険」法月綸太郎/「「少女」殺人事件」白井智之/「スフィンクスの謎かけ」犬飼ねこそぎ/「犯人当てショートショート キーワードは黒猫」森川智喜/「竜殺しの勲章」北山猛邦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
geshi
23
『意外な犯人』媒体の違った騙しと幻想に綾辻さんらしさがよく出ている。『DMがいっぱい』ダイイングメッセージ問題と現実面からの捻り。『殺人トーナメント』完全に論理パズルの犯人当て。『三つの質疑』ダジャレみたいなネタをミステリの形に昇華しパスティーシュにも納得。『挑戦状盗難事件』読者への挑戦状が並ぶ中でそれが無いメタな面白さが重要なのでは。『「少女」殺人事件』フェアなはずのルールを押し付けるというアンフェア。『スフィンクスの謎かけ』違和感に気づいても発想のジャンプは必要。2026/03/09
小梅さん。
15
なんだか、純粋な犯人あてではない作品が混じってたようなw でも、どのみち推理はできないし、面白かった♪ 冒頭の綾辻さんの作品が1番。まさに本領発揮。こういうひっかけって大好き。 「殺人トーナメント」は、推理小説というより、ロジックパズルの問題みたいで、ますめを書いて〇×つけて解く感じだったけど。「少女殺人事件」も、犯人あて小説ではないような、ねぇ。ま、ノックスの十戒をからめたのは面白い。 2026/03/05
yuki_wari_sou
2
9篇もあるんだから一つか二つは当てられるでしょうよ! と思った私、甘かった… 論理的思考が苦手なの、再認識しただけだった… どれも面白かったし、未読の作家さんが発掘(?)できて嬉しい。2026/03/16
さいと
1
犯人当ての短編集は割と変化球よりの印象を受けた。綾辻行人の「意外な犯人」は犯人こそ知っていたが、いろいろと手の込んだ犯人当てになっていた。2026/03/14
でとむ
1
新本格やっぱり最高。乾くるみ先生の「三つの質疑」(思い出してもにやにやしてしまう)が白眉。そして綾辻先生ってすごすぎるなあ。2026/03/06




