内容説明
1946年11月。〈ライト・ソート結婚相談所〉にアデラという既婚女性が現れる。ビルマで英国人博物学者と結婚し、戦争で英国に逃れてきたが、がんで余命わずかだという。彼女は、昆虫を愛する夫が孤独な余生を送らずにすむよう、自分の死後に後添えをさがしてほしいと依頼する。いったいどうやって花嫁候補を見つければいい? アイリスとグウェンは頭を悩ませるが、数日後、森の中でアデラの遺体が発見される。警察は自殺と判断するが、アイリスは事件性を疑う巡査の捜査に協力することになり……。仕事に謎解きに大忙しの人気シリーズ第5弾!/解説=上條ひろみ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
57
シリーズは5作目。 結婚相談所にやってきた女性は余命僅かと語り、夫に配偶者を頼むが、なぜか森で殺される。 アイリスは捜査をはじめ、グウェンの方は後継者争いのごたごたに巻き込まれる。 恋愛関係も忙しくなっている2人だが、犯人候補にもされる始末で、相変わらず周囲は騒々しい。 5作もあるので、そろそろ人物相関図などをつけてほしいところ。 2025/12/23
M H
36
や、やべぇ、そろそろ登場人物が増えてよくわからなくなってきたどうしようまぁいいや。今回はグウェンの身辺に比重が置かれていて、ハラハラしながら見守ることになる。殺人事件もちゃんと起きるけど立ち上がりは遅めか。でも仕事に恋にフル回転の2人を追っているだけで読み手も忙しいし、脇役の魅力も健在。粋なラストシーンまで用意されている。次作はアイリスの回なのかな?サリーにいいことがありますように。2026/02/23
星落秋風五丈原
34
良家の子女と、世の中の裏の裏を知り尽くした女性という、普通なら出会うことのない階層の二人が出会い、結婚相談所を経営しながらお互いを知り、助け合うようになるシスターフッドのミステリ。今回はアデラの夫が昆虫学者だったことから、蝶や蛾などの話題が登場。それにしても、グウェンはアイリスの友人のサリーやプレンダーガスト、富豪のアイリスはギャングのアーチ―など、言い寄る男性に事欠かない。他人をマッチングさせる仕事をしている二人が、何も活動をしないのにモテモテだ。2026/09/10
tom
25
夫が戦死して二年が過ぎても、グウェンの心に中には喪失感がいっっぱいある。その彼女のモーニングプロセスの最終段階に至る物語が今回のミステリー。精神的にきつい彼女を支える人々と食い物にしようとする輩が入り乱れての混戦、そうして悪い連中は相応の結末を迎える。そして、最後のエピソードに至って彼女は本当に泣くことができた。良かったなと思う。シリーズ5作目、いずれも面白く読んだけれど、今回はとりわけ興味深い展開となり、しみじみとした気持ちで読み終える。このシリーズ、これからどんな物語が語られるのか楽しみです。2026/03/25
翠埜もぐら
25
病気のため余命幾ばくもない女性が、自分の亡き後夫に後妻を世話してほしいと言う突拍子もない依頼を引き受けてしまうアイリスとグウェン。そしてその女性が自殺と思しき状況で発見され、女性の契約弁護士事務所がグウェンの胸糞悪い代理人って。おまけにそいつも撲殺死体で発見されるって波乱万丈すぎますよ。でも今回は殺人事件よりグウェンの精神医療裁判所の身分変更の申請の方がハラハラしました。人間として悲しんだり苦しんだりすることが精神不安定って言われてもね。裁判官は近しい人が死んでも動揺しないのかい?2026/01/25
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