創元推理文庫<br> 奇妙な花嫁候補

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創元推理文庫
奇妙な花嫁候補

  • ISBN:9784488134136

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内容説明

1946年11月。〈ライト・ソート結婚相談所〉にアデラという既婚女性が現れる。ビルマで英国人博物学者と結婚し、戦争で英国に逃れてきたが、がんで余命わずかだという。彼女は、昆虫を愛する夫が孤独な余生を送らずにすむよう、自分の死後に後添えをさがしてほしいと依頼する。いったいどうやって花嫁候補を見つければいい? アイリスとグウェンは頭を悩ませるが、数日後、森の中でアデラの遺体が発見される。警察は自殺と判断するが、アイリスは事件性を疑う巡査の捜査に協力することになり……。仕事に謎解きに大忙しの人気シリーズ第5弾!/解説=上條ひろみ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

オーウェン

53
シリーズは5作目。 結婚相談所にやってきた女性は余命僅かと語り、夫に配偶者を頼むが、なぜか森で殺される。 アイリスは捜査をはじめ、グウェンの方は後継者争いのごたごたに巻き込まれる。 恋愛関係も忙しくなっている2人だが、犯人候補にもされる始末で、相変わらず周囲は騒々しい。 5作もあるので、そろそろ人物相関図などをつけてほしいところ。 2025/12/23

本の蟲

21
上流階級出身の未亡人グウェンと元工作員のアイリス。戦後倫敦で、結婚相談所を営む女性コンビによる事件簿5作目。余命わずかな既婚女性が、夫の後添えを探したいと相談所を訪れた。その数日後に依頼者が亡くなるも、発見された遺体には事件性があり…。今回はグウェンメイン回。夫の訃報で一時錯乱。診療所に送られた過去を持つグウェンの審理が開かれる。いやー、一時とはいえ異常者扱いされたあと「まとも」だと認められるまでの苦労やいかに。次々起こる事件の合い間にも、各依頼者に良縁を見つけて全員喜色満面のエピローグ。読後感良し2025/12/20

BECHA☆

8
余命わずかの妻が自分の死後の旦那さんの再婚依頼にやって来た!? アイリスは専攻分野の学会で学生時代の友人と顧客に出会う。グウェンは精神医療裁判所の審理に向けて神経をすり減らす一方で、依頼者の死に疑問を持つエセックスの若い巡査に協力する。二人のそれぞれの気持ちの揺れと謎解きと敵味方の混在にハラハラドキドキ最後まで楽しんだ。2025/12/27

なべさん

7
シリーズ5作目。展開の面白さは相変わらず衰えない。あっという間に読み終わる。ストーリーもいいけど、アイリスとグウェンのやり取り、恋愛模様も楽しい。次回作が楽しみ。2025/12/01

ののまる

6
スカッとした❗️ よかったねえ。それにしても、会う男性会う男性みんなにモテモテの二人。2025/12/28

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