内容説明
1946年11月。〈ライト・ソート結婚相談所〉にアデラという既婚女性が現れる。ビルマで英国人博物学者と結婚し、戦争で英国に逃れてきたが、がんで余命わずかだという。彼女は、昆虫を愛する夫が孤独な余生を送らずにすむよう、自分の死後に後添えをさがしてほしいと依頼する。いったいどうやって花嫁候補を見つければいい? アイリスとグウェンは頭を悩ませるが、数日後、森の中でアデラの遺体が発見される。警察は自殺と判断するが、アイリスは事件性を疑う巡査の捜査に協力することになり……。仕事に謎解きに大忙しの人気シリーズ第5弾!/解説=上條ひろみ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
54
シリーズは5作目。 結婚相談所にやってきた女性は余命僅かと語り、夫に配偶者を頼むが、なぜか森で殺される。 アイリスは捜査をはじめ、グウェンの方は後継者争いのごたごたに巻き込まれる。 恋愛関係も忙しくなっている2人だが、犯人候補にもされる始末で、相変わらず周囲は騒々しい。 5作もあるので、そろそろ人物相関図などをつけてほしいところ。 2025/12/23
檸檬の木
21
元スパイのアイリスと上流社会出身のグウェンのウイットに飛んだガールズトークが炸裂するシリーズ五作目。今回も訳ありのクライアントが二人の経営する結婚相談所の扉を叩いた。なんと、病気で余命僅かとなり遺された夫のために後添えを頼むが、彼女が遺体となって発見された。グウェンは相続した取締役の審理が思うように進まずピンチに立たされる。鋭い二人の体力と洞察力で、二つの事件に共通した人物が明らかになり、思わぬ方向に着地し見事に解決していく。このシリーズからまだまだ目が離せない。2026/01/16
み
21
面白かったぁ、お二人ともモテますね(^^)グウェンさん、おめでとうございます♪次作には、アイリス母が登場かしら?気になります。2026/01/15
本の蟲
21
上流階級出身の未亡人グウェンと元工作員のアイリス。戦後倫敦で、結婚相談所を営む女性コンビによる事件簿5作目。余命わずかな既婚女性が、夫の後添えを探したいと相談所を訪れた。その数日後に依頼者が亡くなるも、発見された遺体には事件性があり…。今回はグウェンメイン回。夫の訃報で一時錯乱。診療所に送られた過去を持つグウェンの審理が開かれる。いやー、一時とはいえ異常者扱いされたあと「まとも」だと認められるまでの苦労やいかに。次々起こる事件の合い間にも、各依頼者に良縁を見つけて全員喜色満面のエピローグ。読後感良し2025/12/20
翠埜もぐら
18
病気のため余命幾ばくもない女性が、自分の亡き後夫に後妻を世話してほしいと言う突拍子もない依頼を引き受けてしまうアイリスとグウェン。そしてその女性が自殺と思しき状況で発見され、女性の契約弁護士事務所がグウェンの胸糞悪い代理人って。おまけにそいつも撲殺死体で発見されるって波乱万丈すぎますよ。でも今回は殺人事件よりグウェンの精神医療裁判所の身分変更の申請の方がハラハラしました。人間として悲しんだり苦しんだりすることが精神不安定って言われてもね。裁判官は近しい人が死んでも動揺しないのかい?2026/01/25




