内容説明
明の時代、泉のほとりで謎の老人と出会った若者がたどる数奇な運命―。表題作ほか、夢幻と怪異の世界を描く中国歴史奇譚集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつだ
1
しばらくぶりの田中芳樹。何年読んでなかったんだろう?図書館の本棚を眺めていて何冊か手にとってしまった。前半の何篇かは過去に読んだ作品で見かけた名前が出ていて、またそれらを読んでみようという気になった。それもあるのか『猫鬼』が一番のお気に入り。2017/02/17
MNK2
1
短編集なので読みやすい。中国史は面白い。2016/09/04
みつか
0
中国西晋から明まで、四世紀から十六世紀までの、歴史書を題材にした小話11編が集録されている。個々をもっと掘り下げ細部を肉付けしていくと、それぞれが独立した長編になりそうな気がしました。作者があとがきで歴史小説というよりは志怪小説の新種としてお楽しみいただきたいと、語るように妖しいファンタジー要素があり、面白かった。2017/05/21
雪野きずな
0
田中芳樹先生の中国歴史ものの長編が読みたくなった。もうすぐアルスラーン戦記の最新刊がでるので、それで我慢すべきですね。2014/04/17