小学館文庫<br> 新・教場

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小学館文庫
新・教場

  • 著者名:長岡弘樹【著】
  • 価格 ¥847(本体¥770)
  • 小学館(2025/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094074734

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内容説明

「教場」映画プロジェクト原作!

第一話 鋼のモデリング
風間公親は、警察学校第九十四期初任科短期課程の教官となった。助教の尾凪尊彦は、気になる生徒として、人命救助で警察に表彰されたことのある矢代桔平の名を挙げた。
第二話 約束の指
実家が町工場を営む笠原敦気は、マル暴刑事を希望している。クラブ活動ではソフトボールに力を入れ、元高校球児の助教・尾凪から手ほどきを受けているが、スローイングに難があった。
第三話 殺意のデスマスク
若槻栄斗は、ブラジリアン柔術の有段者。交番実地研修中に、通り魔を逮捕した若槻に、風間は現場の再現を命じる。
第四話 隻眼の解剖医
警察学校では課外授業として司法解剖を見学する。不快指数が高いと、犯罪が起きやすい。七月に入り、生徒の大半が嘔吐する講習が近づいていた。
第五話 冥い追跡
星谷舞美は性格が明るく、成績もトップクラスである。星谷と大学同窓の石黒亘は、下位から成績を上げてきた。卒配後は成績上位二名が最重要署のA署に仮配属となる。
第六話 カリギュラの犠牲
氏原清純はソリの合わない同期・染谷将寿と、卒業式のスライド上映担当を任された。当日、風間は祝辞の読み上げをやめ、最終講義を始める。

※この作品は過去に単行本として配信されていた『新・教場』 の文庫版となります。

(底本 二〇二五年七月発売作品)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ケンイチミズバ

73
犯罪者と紙一重な犯罪者的性向のある生徒を見抜く風間の鋭い洞察と感覚に納得する。持ち場を離れるなと教官から命じられたにも関わらず功名心から職質をかけ失敗をしてしまう。失敗を隠すために彼のとった必死の行動は更なる失態で警察官としてあるまじきものだ。負の資質の芽を早いうちに見つけ淘汰されていく教場。現実には表沙汰にならない事案から隠し切れない大きな事件まで、警察も検察にも失敗が報じられている。信頼は決して高くない。それは出世や保身、権力を持つ者の驕りが初心に帰ることなくまともな判断を鈍らせた結果かも知れないね。2025/08/18

57
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2025/10/post-019c4d.html そんな彼の、土質によって植物の色が変わるプロローグの話が興味深く、最後には、その応えが待っていました。 相変わらず一話につき一人ずつ退校させられますが、それでもそれが退校者の一生を救うことになる事例もあり、前回に比べて若干救われました。 2025/10/12

カブ

46
面白かったなぁー。警察学校でこんなにも人間くさいドラマが次々と起こるなんて、まるでテレビドラマのよう。テンポよく展開するので最後までほとんど一気読み。2025/09/10

ひさか

37
STORY BOX2021年7、10、12月号、22年3、5、7月号掲載の鋼のモデリング、約束の指、殺意のデスマスク、隻眼の解剖医、冥い追跡、カリギュラの犠牲、の6つの連作短編を加筆・修正し、プロローグとエピローグは書き下ろして、2023年3月小学館刊。2025年7月小学館文庫化。シリーズ6作目。物語の時期は過去に戻っている。生徒たちは、こんなに問題を抱えているのか!、こんなに辞めていくのか!、と驚き。問題を見抜く風間教官の鋭さには、感じ入りますが、一方で盛りすぎの嘘っぽさ的なものも感じました。2025/08/31

ほんた

29
再び警察学校に戻ってきた風間教官。生徒たちの本質を見抜く力は相変わらず建材です。安定の面白さ。 https://hontablog.com/新教場2025/11/08

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