内容説明
名著『世界近現代全史』がセレクション版〈全6巻〉として復刊!
本シリーズでは、世界の近代化や近代資本主義を、近代世界システム論を用いて全体的・構造的にとらえ直し、今日にいたる展開を明らかにする。
いま世界で起きている出来事の原因・ファクトを知るうえで、また現代のゆくえを考えるために必ず一度は読むべき定番の書。
本書は16世紀~18世紀半ばまでを扱う。
世界の一体化が強められていくなかでの過渡期の近代世界システムの実態、資本主義的世界体制が形成されていく過程とそれが本格的な構造化にうつる産業革命前夜までの世界史を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
8
16世紀から18世紀まで。資本主義的な社会体制が生まれ産業革命前夜までの近代世界システムを解説。2025/06/01
Go Extreme
1
近代世界システムの成立 レコンキスタ 世界経済に組み込まれる地域 理論の硬直化とドグマ化を戒める潔さ マラッカは交易の中心地 ポルトガルの香料貿易支配 明朝は海禁政策を部分的に緩和 華僑として東アジア各地に進出 東アジア貿易圏では銀が共通の決済通貨 オスマン帝国は世界帝国としての地位を確立 スルタンとカリフを併称する体制 インディオを奴隷として酷使 エンコミエンダ制の弊害 黄金郷への期待 内部に分業と経済的交換関係 主権国家体制の確立 康熙帝 雍正帝 乾隆帝の治世 16世紀の商業革命 啓蒙専制君主2025/04/09