内容説明
ついに兄弟の対決がはじまる――。20年のときを経て、兄・景一郎と弟・森之助の勝負の瞬間が迫っていた。そんな中、二人が身を寄せる薬種問屋の主・杉屋清六が何者かに狙われる。どうやら杉屋の薬草園に何かが隠されており、それを奪おうとする勢力がいるようだ。これまで以上の手練れたちが薬草園に集うなか、弟に斬られることを望んでいる日向景一郎は、20年間の日々にどう決着をつけるのか!? 北方謙三「伝説の剣豪小説」シリーズ、ここに堂々完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
17
【おきな書房】【雪崩読み】:雪崩読みの練習をした。何とも言いようがない壮絶な物語であったが、,読んで損はしない内容だった。2025/09/28
wakazukuri
2
森之助が生まれた時から景一郎に育てられ腕を磨かれ、しかし二人は立ち合い、どちらかが斬られる運命。普通に読めば理不尽だ。どちらも生かしていたい。取り巻く様々な輩と立ち向かい、向かうところ敵なし。なのに闘わなければならないのか。物語は最後近くまで楽しめた。本当に二人の決闘はあるのか。最後の最後にあっけなく終わった。ように感じた。だから涙も出ずに済んだが、このシリーズ読みごたえがあった。2025/11/07
あいあい
1
読了。二人の二十年間が終わった。茫然として何も言えない。あまりに凄すぎて僕なんかにレビューは書けない。とにかく生きていて、このシリーズを読めてよかった。いつの日か必ず読み返す。2025/07/07




