内容説明
不二宮市職員の矢代は、開催が迫った来常湖トライアスロン大会の準備に奔走していた。そんななか水質異常に気づいた同僚が検体を取りにいくと言い残して失踪し、キャンプにきていたカップルも荷物を残して姿を消す。海洋生物学者の渋川まりは、この湖にオオメジロザメがいるというが、これはサメの仕業なのか……? 映画顔負けの迫力に圧倒される本格サメ小説!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
77
ゾンビにナチス、サメと言えば所謂B級映画御三家であるが、小説だと前二者に比べてどうもサメの活躍度は薄い。本書はそんな影の薄さを吹き飛ばす一冊。サメがいる事を知る数少ない人間とそれを信じない大多数、税金やスポンサーとの兼ね合いで止まらない大勢が参加する行事とサメ映画の骨子はしっかりと備えているのは嬉しいなあ。序盤から中盤にかけてサメの影は薄くカタストロフィーまでのカウントダウンに期待が高まりつつ読むが、大会が始まってからはそれまでの静けさを吹き飛ばすが如く一気に大暴れ。サメ度が不足している貴方にお勧めです。2023/02/27
とんこ
43
サメ映画初め、パニックホラー映画好きな人にはたまらない小説。サメ映画あるあるのツボは確実におさえつつ陳腐ではないし、先の読める王道展開ながらいくつか仕掛けられたミスリードで驚かせてくれる。ご都合だけど無理のない展開。この表紙とあらすじで読む人に、期待通り!コレを待ってた!てものを読ませてくれる。え?続編あるの?読む読む〜。2024/03/18
白のヒメ
42
町おこしのため、開催されるトライアスロン大会。しかし、その大会の行われる富士山の見える湖に、巨大化したサメがいた。主人公は、参加者達を守れるのか?まず何故、淡水である湖に海のサメがいるのか。モスラやゴジラの昔の映画が思い起こされ、疑わしくて文字で読むのをどうしようかと思うくらい。でも、そこは作家さんがきちんと調べて科学的実証を持ってきてくれたので、納得しながら読み進める。「あり得る」という事が、10メートルを超えるサメが選手たちを襲うシーンを読ませる。とにかく私にこれを読ませた、作家の実証力があっぱれ!2023/04/12
Nao Funasoko
36
動物パニック物はとりあえず手に取る。この類のものは傑作か駄作か両極端であることが多い。 帯の「富士山麓の湖に巨大なサメが!?」の煽り文句いかがわしさを感じたが良い意味で期待を裏切られた。 なかなか正体が見つからなかった謎解きは安直ではあったが、巨大化した原因については、「なるほど、そうきたか」と納得。 登場人物それぞれのキャラや関係性もなかなか良かった。2023/03/27
アオヤマ君
30
夏はサメ!「ブルシャーク」楽しめましたー!パニック、ホラー、サスペンス、サイエンス、ジョーズ!富士山の麓の湖のトライアスロン大会。惨事に知られざる惨事、そして起こるであろう大惨事。1日ずつ進む章の次が気になる気になる。残念フラグが立つ人たちが!あぁ。プライド持つ役人さんの八代さん、一応学者、和製ララクラフト(←個人的に)渋川マリ、他登場人物たち、シリアスですこしコミカルで映画的。次作の「ホワイトデス」も読むぞ!夏はサメ。2026/06/13




