光文社文庫<br> スクイッド荘の殺人

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光文社文庫
スクイッド荘の殺人

  • 著者名:東川篤哉【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 光文社(2025/05発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334106355

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内容説明

烏賊川市の有力企業社長・小峰三郎が鵜飼探偵事務所にやってきた。三郎は、クリスマスに宿泊するスクイッド荘に同行し、脅迫者から護衛してほしいと言う。断崖絶壁に建つスクイッド荘は大雪に見舞われ、今にも怪事件が起こりそう。鵜飼とその弟子・流平が酒と温泉にうつつを抜かしている間、脅迫者の計画は着実に進行していた! 大人気シリーズ、待望の長編!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bayashi

20
久しぶりの烏賊川市シリーズ長編。ロジックが難しい、ではなくて、あり得ることに気づかせない。これぞまさに見当違い。メインの謎に対して長い気はするが、著者の脱力系センテンスを存分に楽しめる作品とも言える。白井智之のとても丁寧な解説も面白い。「さて」はよく言われるけど「やあ」も探偵特有のセリフと思ってて、どっちかというと後者のほうがなんだか記憶に残る。2025/06/08

coco夏ko10角

16
烏賊川市シリーズ。今回は長編。20年前のバラバラ殺人と現在のスクイッド壮での事件。やはり短編の方がまとまってていいな。謎に対してページ数多い。だから東川さんのギャグやノリを楽しむ。2025/06/04

オヤニラミ

16
烏賊川市シリーズ第9弾!!今回もおとぼけ探偵・鵜飼と助手の流平がこれでもかと繰り出すギャグに砂川警部と志木刑事の迷コンビの軽妙なトークは相変わらず。そこに20年前の事件から元警部の黒江と探偵ダニエルがさらにユーモアに拍車をかけて現在と過去の物語が次第に重なり合うと言う流れ。スクイッド荘での密室と言うよりゲソ岬での殺人事件で物語の芯となるトリックは時を経た約束がエピローグで明らかに…。ただこのページ数はギャグを削ればかなり減ってくるような😅しかし伏線回収もミステリーとしても見事に相変わらずの面白さでした。2025/06/02

クキモン

13
久しぶりの烏賊川市シリーズです。1ページに必ず1つ以上ギャグが盛り込まれているお笑いミステリー。でも推理は本格的。鵜飼探偵の天然ボケも健在です。20年前の事件に絡んで若き日の砂川刑事も登場。これがまた志木刑事にそっくり。500ページにおよぶ長編でしたが、存分に楽しめました。2025/05/24

NAOAMI

8
文庫の厚みの分だけ無駄な会話だらけた笑いが多く本線を煙に巻くが、そのくせシッカリとしたオチをぶつけてくる。ある意味天才やん。消去法でも犯人が解らないクローズドサークル事件だが、20年前の真相が解けなきゃ、さらに真実が遠のくという構図が巧妙。元刑事の語る過去顛末に、胡散臭いハワイの探偵が登場したり、そもそも冒頭登場した中坊は20年後のいつ出てくるん?雪で閉ざされた内側・現在と、外側の過去が合致する流れが結果的にムチャスムースで淀みない。こんな阿呆な会話のオンパレードを読まされてるのに◎付けるなんて悔しい笑。2025/05/26

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