光文社文庫<br> スクイッド荘の殺人

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光文社文庫
スクイッド荘の殺人

  • 著者名:東川篤哉【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 光文社(2025/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334106355

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内容説明

烏賊川市の有力企業社長・小峰三郎が鵜飼探偵事務所にやってきた。三郎は、クリスマスに宿泊するスクイッド荘に同行し、脅迫者から護衛してほしいと言う。断崖絶壁に建つスクイッド荘は大雪に見舞われ、今にも怪事件が起こりそう。鵜飼とその弟子・流平が酒と温泉にうつつを抜かしている間、脅迫者の計画は着実に進行していた! 大人気シリーズ、待望の長編!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

43
3年ぶりの烏賊川市シリーズ。20年前の猟奇殺人の目撃談から書き起こされた本作は、いつもの迷探偵登場シーンではなかったため正直読むスピードが上がらなかった。大雪で閉ざされた烏賊川市。スクイッド荘で活躍する鵜飼、流平コンビ、市街地で捜査に当たる烏賊川署の砂川・志木、黒江ОBが登場してからは、がぜん面白く読み進められた。完全なクローズドサークルではなく、わざと抜け道を用意した構成に舌を巻く思いだ。2025/10/09

bayashi

20
久しぶりの烏賊川市シリーズ長編。ロジックが難しい、ではなくて、あり得ることに気づかせない。これぞまさに見当違い。メインの謎に対して長い気はするが、著者の脱力系センテンスを存分に楽しめる作品とも言える。白井智之のとても丁寧な解説も面白い。「さて」はよく言われるけど「やあ」も探偵特有のセリフと思ってて、どっちかというと後者のほうがなんだか記憶に残る。2025/06/08

ぶんぶん

16
【図書館】お馴染みの「烏賊川市シリーズ」の最新刊! いつもの探偵コンビに、警察官の昔話を絡めて、著者20周年に合わせて20年前の事件も描く長編ユーモアミステリー。 面白い、しかし、ギャグの連続を読まされる苦痛は、やはり短編の方が良かった。 とにかく東川ワールド全開、ファンには楽しみな一冊である。 二重三重に話が絡まる、総ページ500ページ弱になる、壮大な物語。 黒江とダニエルの友情に乾杯! 2025/11/08

coco夏ko10角

16
烏賊川市シリーズ。今回は長編。20年前のバラバラ殺人と現在のスクイッド壮での事件。やはり短編の方がまとまってていいな。謎に対してページ数多い。だから東川さんのギャグやノリを楽しむ。2025/06/04

オヤニラミ

16
烏賊川市シリーズ第9弾!!今回もおとぼけ探偵・鵜飼と助手の流平がこれでもかと繰り出すギャグに砂川警部と志木刑事の迷コンビの軽妙なトークは相変わらず。そこに20年前の事件から元警部の黒江と探偵ダニエルがさらにユーモアに拍車をかけて現在と過去の物語が次第に重なり合うと言う流れ。スクイッド荘での密室と言うよりゲソ岬での殺人事件で物語の芯となるトリックは時を経た約束がエピローグで明らかに…。ただこのページ数はギャグを削ればかなり減ってくるような😅しかし伏線回収もミステリーとしても見事に相変わらずの面白さでした。2025/06/02

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