内容説明
噴水の水が葡萄酒に変わり、空にキリストの御姿が現れるーークリスマスミサでの奇跡調査のため、平賀とロベルト、アルバーノの三神父はオーストラリアへ。ロベルトは、夢で不思議なカンガルーに出会い……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
19
今回の奇跡調査はオーストラリア。クリスマスの教会で水がワインに変わり、空に黄金色のイエスさまのお姿が。またもや歴史に気象アボリジナル文化まで、情報てんこ盛り。そしてお楽しみのロベルト母さんに手抜きはなし。楽しかった!2025/04/27
ミキ
14
2025-35:面白かった!オーストラリアってカソリックのイメージがなかったけど原住民との軋轢とか勉強になった。チームが3人になって調査がスムーズになってる気がする。次はどこの国に行くのか楽しみだ。2025/04/25
まいまい
11
シリーズを長く追いかけていると、みんな元気でいてくれたらそれでいいんだよ〜って気持ちで毎回読んでる。巻を増すごとに拍車がかかる過保護ロベルト。2025/05/04
杳
6
おかんロベルトに苦笑しながら読んでましたが、ラストの人々への説教(演説)には、彼も訴えていたように、キリスト教徒ならずとも胸に手を当てて自身を省みるものがありました。やっぱり、ロベルトだなぁ。2025/04/27
ももこ
4
ここ数年の世界情勢、自然環境が荒廃している。その状況下で思っていた事を代弁してくれた今回の話。教養溢れ、文化的で人間らしい生活は相対的なものであり他者にそれを強要してはならない。そして我々がいう幸福を追求した結果もたらしたものは資源争奪と不寛容からくる争いと自然破壊。自然の営みに身を委ね与えられるものに感謝するアボリジナルの生き方。「吾唯足知」。 そして善きサマリア人として生きる。ロベルト神父が人々に語った言葉は先日昇天なされた教皇の言葉に重なる。2025/04/27