内容説明
噴水の水が葡萄酒に変わり、空にキリストの御姿が現れるーークリスマスミサでの奇跡調査のため、平賀とロベルト、アルバーノの三神父はオーストラリアへ。ロベルトは、夢で不思議なカンガルーに出会い……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
58
ミステリー版『オーストラリアの歩き方』とでも云うべきかな(笑)今回の奇蹟は半分は比較的チープ(でも実際にワインが大量流失したニュースは見た記憶あり)な遠因、半分はトンデモ異常気象に由来するもの。バチカン神父たちの水戸黄門感が凄い(苦笑)。本書の魅力は、ミステリよりむしろアボリジナルの現状を知れた事かもしれない。これほどの文化相違の融和は途轍もなく困難なのだろう。元諜報員アルバーノ・サッシ神父のスキルの高さも魅力的だった。2026/06/07
ぽんすけ
40
今回の舞台はオーストラリアか~。それにしてもオーストラリア人ってこんなにパリピ気質なの?めっちゃ疲れそうw今回からマギー神父改めアルバーノ神父がレギュラー入りですか。前巻も今巻もかっこいいです!あと今はアボリジナルっていうのか。昔学校で習った時にはこういった差別があったが解消に向かっているとのことだったけど、やっぱり根深いものがあるんだろうね。アボリジナルからしてみれば侵略者は白人で、土地を容赦なく奪われ迫害される側だから、不満は相当渦巻いてそう。だからこそロベルトの皆に向けたスピーチが本当に心に響く。2025/11/04
ミキ
29
2025-35:面白かった!オーストラリアってカソリックのイメージがなかったけど原住民との軋轢とか勉強になった。チームが3人になって調査がスムーズになってる気がする。次はどこの国に行くのか楽しみだ。2025/04/25
秋良
28
オーストラリアでワインの出た噴水と空に浮かんだキリストを調査する回。人たらしロベルト、とうとうカンガルーまでたらし込む。奇跡調査はまあこのシリーズなのでいつも通りというか、それより先住民と入植者の格差や軋轢の方がメインに感じた。締めはロベルトの説教。シリーズの中で彼も一皮剥けて、神父として成熟している気がする(平賀に対する母親ぶりも)。暴走する平賀と過保護なロベルト、そこに一歩引いたアルバーノが入って、二人のブレーキ役になって良いバランスになった気がした。2026/01/19
杳
27
おかんロベルトに苦笑しながら読んでましたが、ラストの人々への説教(演説)には、彼も訴えていたように、キリスト教徒ならずとも胸に手を当てて自身を省みるものがありました。やっぱり、ロベルトだなぁ。2025/04/27




