角川ホラー文庫<br> バチカン奇跡調査官 黒の学院

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角川ホラー文庫
バチカン奇跡調査官 黒の学院

  • 著者名:藤木稟【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2011/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044498023

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内容説明

天才科学者の平賀と、古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルト。2人は良き相棒にして、バチカン所属の『奇跡調査官』──世界中の奇跡の真偽を調査し判別する、秘密調査官だ。修道院と、併設する良家の子息ばかりを集めた寄宿学校でおきた『奇跡』の調査のため、現地に飛んだ2人。聖痕を浮かべる生徒や涙を流すマリア像など不思議な現象が2人を襲うが、さらに奇怪な連続殺人が発生し──。天才神父コンビの事件簿、開幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青蓮

157
初読です。宗教モノなので導入部はやや難解ですが、平賀達が調査に乗り出すシーンからするっと読みやすくなりました。科学捜査モノのノリで読めます。コンビの凸凹振りが何とも(笑)人間臭いロベルト憎めないです。宗教モノ好き、歴史好き、謎解きが好きな方は楽しめると思われます。突っ込みドコロは色々ありますけどね(笑) 「ダ・ヴィンチコード」好きな方は好きかもしれません。2017/04/10

ntahima

136
バチカン公認エクソシストの出てくる話を読みたかったのだが。本書のホームズ=ワトソンはエクソシストも属する「列聖省」の奇跡調査官。但、テーマはエクソシズムではなく、十字軍、異端審問、免罪符に続く、カトリックもうひとつの黒歴史である。このネタは昔々、あの落合信彦の『20世紀最後の真実』で読んだことがある。物語前半で横溝正史を思わす見立て殺人が繰り返される。但、面白かったのはここまで。天才日本人神父の棒読み説明口調に一気に鼻白む。突然連載を打ち切られた少年漫画の様な、超駆け足の謎解きも不満の一因。シリーズ投了。2012/11/30

藤月はな(灯れ松明の火)

102
昨今のオカルトをモチーフにして真相の一部をそちらに丸投げするミステリーが多い中、このシリーズは謎を謎のままにせずに科学的且つ歴史学に基づいて解明しているので大好きなシリーズです。平賀とロベルトの信頼振りにほんわかしながらも人という完璧な存在ではない人間が行う宗教の掲げる信義の形骸化、しかし、それでも「神」と言う存在に縋らずにはいられない人の思いも印象的です。真相はまさに鳥肌ものでした。3ヶ月連続刊行なので新作も読めるかと思えると本当に嬉しくて仕方ありません><2010/12/29

財布にジャック

99
う~ん、題材や舞台は最高なんですが、盛り沢山すぎてゴチャゴチャしていて読みにくかったです。ただ、こういう展開になるとは想定外だったせいか後半は楽しませていただきました。副題のとおりの真っ黒の学院でした。しかし、ドキドキしながら読んだ割りには、角川ホラー文庫なのにあまり怖くはなかったです。殺人事件の謎解きと奇蹟の調査がメインで、ホラーというよりは、天才神父コンビが探偵役の個性的なミステリーでした。2011/09/07

アイゼナハ@灯れ松明の火

88
バチカンというキーワードとTHORES柴本さんのカバーイラストの組み合わせに思わず手をのばしてしまいました。バチカン中央行政機構の九つの聖省のひとつ『列聖省』に属し、世界中から寄せられる「奇跡の申告」を調査する『聖徒の座』の奇跡調査官、日本人神父の科学者・平賀と暗号解読のエキスパート・ロベルトのコンビの活躍を描くゴシック・ミステリ(ホラー?)。初めましてなので、ちょっとぎこちない感じも受けましたが、この風呂敷の広げ方は嫌いじゃないです(むしろ好み)。シリーズで刊行されるらしいので次巻も楽しみです。2010/12/31

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