内容説明
「ウィンダリアの雪月花」として生まれたセレスティーナはオルドラン公爵家の養女となり、さらに自由な人生を送っていた。
ある日、聖女の姉のお墓が公爵領クレドの町にあることを知り、お墓参りへ行くためにジークとヒルダを護衛に旅に出ることを決める。
数日後、王都を旅立ち街道を馬車で進んでいく一行は、本来の目的地へ着く前に、森の中にある公爵家所有の宿へと泊まることに。旅の疲れもありすぐに眠りについたセレスだったが、夜中にいつかの白い大鹿に起こされる。鹿に促されるまま背に乗り、連れていかれた先には幻想的な湖。さらに月の女神セレーネの幻影が。初めて見る母の姿にセレスは、ただ静かに涙を流すのだった――。
翌朝、毒虫に噛まれた者がいると報告を受ける。稀少な薬草が必要になり、女神と縁のある昨晩の湖へ向かうと、再び大鹿が待ち構えていて……?
家族から忘れられた少女の、のんびり薬師ライフ第五弾!! 【電子版限定書き下ろし特典つき】
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