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サクッとわかるビジネス教養 地政学

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  • サイズ 46判/ページ数 159p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784405120099
  • NDC分類 312.9
  • Cコード C0031

出版社内容情報



急速にグローバル化が進んでいる時代。だからこそ、ビジネスの現場では世界情勢を知らなければなりません。世界情勢を理解し、話をするには「地政学」が必須です!

本書は「特別な図解を見るだけで、地政学の会話・説明ができる」ようになります!

防衛省の幹部候補生に地政学を教えている、地政学の第一人者「奥山真司」先生が伝授!


○ニュースを本当に理解するには、地政学の知識が必要
アメリカと中国の関係、沖縄基地や北方領土の問題、中国の一帯一路政策、イギリスのEU離脱、香港デモなど、日々さまざまなニュースが流れています。
これらを理解するには、その根本にある「地政学」の知識が大切です。

たとえば、

 ・なぜ、ロシアが北方領土を返還しないのか?
 ・沖縄基地を移転することが、なぜできないのか?
 ・竹島や尖閣諸島、対馬列島ではなにが起きているのか?

などは、地政学がわかると、とたんに理解できます。


○見るだけで、地政学の会話・説明ができる!
本書は、イラスト解説がメインになっています。特別なイラスト図解を見ながら、イラスト周辺の文字を読むだけで、世界情勢の根本がわかります。



○防衛省の幹部に教える、地政学の第一人者が伝授!
監修は、防衛省の幹部や幹部候補生に、地政学を教えている奥山真司先生。奥山先生は、同時に大学生にも地政学を教えています。
国防のプロにも、初心者にも教えている先生だからこそ、地政学の根本をわかりやすく解説されています。


○地政学に必要な5つの概念
奥山先生の提唱する「5つの概念」をベースに、地政学的な見地から世界の今を学んでいきます!

たとえば、リアリズム(現実主義)という概念があります。地政学的には、国際舞台で国の振る舞いを決めるのは、イデオロギーやカリスマ指導者、世論などではなく、リアルな軍事力や経済力だという考え方。言い換えれば、自尊心や恐怖心、経済的メリットなど、人間の本音のベースにあるものこそが、国を動かしているということです。

その他、チョークポイント、シーパワー・ランドパワーなど地政学の重要な概念をベースに、世界各国の言動を紐解きます。


本書は、文字中心のテキストを読むのは億劫。もっと手軽に地政学のことを知りたい。それも上辺だけの理解ではなく、きちんと会話・説明ができるようになりたい! という方にぴったりの一冊です。

内容説明

新型コロナウイルス後、中国がより台頭する!?イギリスにとってEU離脱がチャンスな理由。アメリカにとって超重要な沖縄基地。本当の世界情勢がわかる!防衛のプロへも指南、地政学の第一人者が伝授!

目次

1 Basic Knowledge―地政学のルールを理解せよ!基本的な6つの概念(基本的な概念1 地政学を駆使すれば世界を「コントロール」できる!?;基本的な概念2 他国をコントロールする戦略「バランス・オブ・パワー」は、要するに猿山理論 ほか)
2 Japanese Geopolitics―関係国とのリアルな情勢を知る 日本の地政学(地政学で考える日本の特徴)
3 Great power Geopolitics―世界を動かす大国の戦略が見える アメリカ・ロシア・中国の地政学(地政学で考えるアメリカの特徴;地政学で考えるロシアの特徴 ほか)
4 Other places Geopolitics―さまざまな思惑が複雑に絡み合う アジア・中東・ヨーロッパの地政学(地政学で考えるアジアの特徴;地政学で考える中東の特徴 ほか)

著者等紹介

奥山真司[オクヤママサシ]
1972年横浜市生まれ。地政学・戦略学者。戦略学Ph.D.(Strategic Studies)。国際地政学研究所上席研究員。戦略研究学会編集委員。日本クラウゼヴィッツ学会理事。カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学(BA)卒業後、英国レディング大学院で、戦略学の第一人者コリン・グレイ博士(レーガン政権の核戦略アドバイザー)に師事。地政学者の旗手として期待されており、ブログ「地政学を英国で学んだ」は、国内外を問わず多くの専門家からも注目され、最新の国家戦略論を紹介している。現在、防衛省の幹部学校で地政学や戦略論を教えている。また、国際関係論、戦略学などの翻訳を中心に、セミナーなどで若者に国際政治を教えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

121
なかなかおもしろかった。とにかくイラストが豊富で、全ページ4色刷りで、わかりやすい。当然、地政学の話なので著者の思想的な部分がたまーに垣間見れるけれど、基本的にはフラットな視点から地政学をまったく知らない人でも、政治や経済に「地理」という要素がどれだけ重要な役目を果たすのかが理解できる一冊になっている。ページ数が160ページと少なめながらこれを定価1200円でつくれるのもすごい。アメリカの思惑、中国の野望など、結局のところ世界は大国の意向によって動いていることがわかる。2021/07/20

なっぱaaua

56
地政学ね。確かにビジネスとしての素養として地理と歴史は必須ですね。地理的側面からみた政治。確かに冷酷で残酷だよな。歴史もそれを示している。ランドパワーとシーパワーという概念は分かり易いな。各国の思惑は地政学によってそれぞれだという事がよく分かった。アメリカや中国の今も整理できた。イラストがヘンテコだけどオールカラーで見易くて分かり易い一冊。2020/09/13

のんぴ

47
おー、池上彰なみのわかりやすさ。ニュースで出てきても国の位置すらおぼつかない私でも、豊富な図や表情で一目で関係性がわかる。猿山のボスと同じで、台頭してきた国を、第三の勢力と手を結んでたたきつぶす戦略は普遍的。歴史や民族、宗教といった背景も含みつつ、重要なのは海運のチョークポイント、攻め込まれないための軍事拠点。習ったことさえ覚えていない歴史、地理の内容も、最重要事項に絞って解説してくれて、今後ニュースや新聞で見たとき理解しやすくなった。どの国も自国ファーストの中で、長期的にも利益が最大になるよう手を結ぶ。2021/07/17

ミライ

33
歴史の本を多く読んでいると、「地政学」回りの話が多々でてくるので、一度深く学んでみようと思い本書を購入。「地政学」は地理と歴史と政治が混ざったような学問なので、世界情勢をビジュアル的に理解できて面白い。本書では、現代の大国であるアメリカ・ロシア・中国が世界に及ぼしている影響を地政学的に図解交えてわかりやすく解説されていて非常に面白かった。中東にも触れられていたが、この地域は歴史が複雑でまだまだ他国との関係性等が分かり辛いので、勉強していずれは完璧に理解したい。2020/08/30

花男

26
世界史の出来事を単に勉強するより、この本に書いてある国ごとの地理的な条件を知って学ぶ方がよっぽど頭に入るし、理解できる。昨今のロシアとウクライナの戦争もそう。ニュースになってないだけで、現在または今後対立するであろう国がこの本を読めば理解できる。平和を望んでいるか、世界の関係はそう簡単ではないのだろう。2022/06/26

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