内容説明
「ウィンダリアの雪月花」として生まれた侯爵家次女のセレスティーナは念願のスローライフを悠々自適に送っていた。
薬師ギルドの一員として働くセレスは、旅先で手に入れた幻月の花で香水を作成。その香水を花街の人へ渡そうと訪れると、十年前に起こった大騒動の発端である薬と、同じ匂いがすると言われ……?
偶然がきっかけで十年前の事件が少しずつ明らかになっていく! 後日、セレスがいつものように花街を訪れると、そこには北方の風土病である「赤水病」に感染した患者と遭遇。
セレスは感染力の強い病を抑え込み花街を救うため行動を開始! その中で異世界の知識に、有効な療法があることを思い出し――。
さらにセレスをサポートするため、ジークフリードも協力するべく駆け付けるが、実は他にも目的があるようで……?
家族から忘れられた少女の、のんびり薬師ライフ第二弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
43
これだけ主役が主役じゃ無い物語も乙なものと読了。今まで縛りつけられてきた「ウィンダリアの雪月花」と呼ばれてきた女神達が最後のセレスに与えたものは自由と薬剤能力。今の世の中も自由と薬剤師としての仕事があれば怖いものなんかないだろうな。最後の3巻目にいきます。リドと歳の差婚となるのでしょうか?( ◠‿◠ )2024/07/29
はつばあば
26
4巻目を読む為の再読。家族から忘れられた・・というより、歴代の「ウィンダリアの雪月花」達がセレスに与えた自由という贈り物。リドは元が太陽神?。大きな年齢差って現実、結構面倒なのよねぇ😅2024/12/21
nishiyan
13
冒険者のリドとの旅を終え、王都へ帰還したセレス。旅先で手に入れた幻月の花で香水を作ったところ、その香りが十年前の大騒動の発端となった薬と同じで…という本巻。花街で起こった風土病対策に奔走するなど、セレスが安定の薬師ライフを送る中、やはりメインは師匠のリヒトら保護者たちの物語といった趣き。十年前から拗らせていたリヒトが想いを遂げたのはよかった。また「ウィンダリアの雪月花」としての生き方に戸惑うセレスが一つの結論が出たのも良きかな。しかし主人公のセレスがこうも目立たないのは不思議で…。次巻はどうなるか。2023/10/31
kinta
3
世界観膨張中。ただ単に旅行に行っただけのはずだが、10年前の事件の痕跡が…とか主人公の心の成長よりもこちらが見えているものが広がっている。ガンバレ主人公。2024/12/16
蒼
2
kindle2023/11/26