中公文庫<br> 目白雑録Ⅲ 日々のあれこれ

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中公文庫
目白雑録Ⅲ 日々のあれこれ

  • 著者名:金井美恵子【著】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 中央公論新社(2025/03発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122076297

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内容説明

網膜剥離の手術の後、目の疲れと視力の低下で、読書にも原稿執筆にも支障が出る毎日。
世の中は、新型インフルエンザ流行に伴うマスク不足、サッカーW杯の日本チームに対する過剰な期待と熱狂で喧しい……。
あの時起こった出来事と、その時の世の中の空気を、的確な文章でとらえ、大きいことだけでなく、ささやかだけれども見逃せない事象を批評する伝説の名エッセイ! 
初文庫化を含む完結編。〈解説〉小山田浩子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

阿部義彦

18
「目白雑録 日々のあれこれ」最終巻。08年から11年3月までの分です。最後の〆のエッセイが私が仙台で被災した大震災と、タイガーマスクのランドセル寄贈の話。このシリーズ実に面白いです。身の回りに起こった事象に対するスタンスが、椎名誠さんなんかと違って、感情的にならずに批評家的とでもいえば良いのか?とか言っても相変わらずの腐し癖も健在で、橋田壽賀子に対しては思わず婆ァと罵ってます。中野翠さんと同じ歳だと本人も書いてた。原稿用紙とボールペンで綴り、皆様また、印刷された本の中でお会いしましょう。と、待ってます!2025/04/10

Inzaghico (Etsuko Oshita)

7
金井美恵子の文章は長いと思い込んでいた。ところが、今回久しぶりに金井の文章を読んで、意外と短い文章も多いことに驚いた。長い文章も少なくないのだが、その長い文章が、解説の小山田浩子曰く、「読点で息継ぎしながら、あるいはそれさえも忘れてぐんぐん深く潜ったりひょいと横にそれたりするように進んでいき、どこへいくのだろうと驚きながらついていくとさらに深いところにいったと思ったらまったく予想もしなかった水面に顔を題したりする」。 巧まざるユーモアに何度か笑いをこらえきれず、電車のなかで肩を震わせて笑ってしまった。2025/08/08

バーニング

1
2巻まで面白く読んだので引き続き読んだ。相変わらずサッカーの話題が多い(2008年北京五輪や2010年の南アフリカワールドカップの話題)が、時々野球の話題も入ってくる回。2025/03/26

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