文春文庫<br> まぐさ桶の犬

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文春文庫
まぐさ桶の犬

  • 著者名:若竹七海【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 文藝春秋(2025/03発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167923419

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内容説明

ミステリ作家やミステリファンに熱い支持を受ける“葉村晶”が帰ってきた──!

タフで不運すぎる女探偵・葉村晶。
吉祥寺のミステリ専門書店〈MURDER BEAR BOOKSHOP〉でアルバイトとして働きながら、〈白熊探偵社〉のただ一人の調査員として働いている。

「さよならの手口」(2014年4位)、「静かな炎天」(2016年2位)、「錆びた滑車」(2019年3位)、「不穏な眠り」(2021年10位)と「このミス」上位常連の人気シリーズ、5年ぶりの書き下ろし長編が文庫で登場です。

「鼻からポタポタと血を垂らしながら考えた。いったいどこのどいつだ、わたしを殺そうとしているのは……。
心当たりは、ありすぎるほどあった」(本文より)

葉村晶も五十代に突入し、老眼に悩まされるお年頃。
魁皇学園の元理事長でミステリのエッセイストとしても名を馳せた乾巌、通称カンゲン先生に、<秘密厳守>で「稲本和子」という女性の行方を捜してほしいと頼まれた晶。
彼女の一人娘は学園の理事だったが、本屋で万引きしたとして留置中に急死していた……。
高級別荘地の<介護と学園地区構想>など、さまざまな思惑が絡み合い、
やがて誰もが予想のしない結末へ!

前回の書き下ろし長編「静かな炎天」は「このミス」2位、「読書芸人」のカズレーザーさんや、のんさんも絶賛、2020年には、NHK総合で「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」として連続ドラマ化もされています。
クールでドライでシニカルで、唯一無二の強烈な魅力を放つ葉村晶が、緑の古い小型車“毒ガエル”を駆って真実に迫ります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

121
『依頼人は死んだ』で登場した時は二十代だった葉村晶。前作では五十肩に悩まされた。今回はとうとう更年期障害、歯痛、花粉症、老眼に悩まされるように。まあ、二十代登場時には、まさかNHKでシシドカフカさんが演じてくれるような探偵になるとは思わなかった。何せ不運続きだから、こういうのを映像で見て、果たして人はシアワセになれるのか?と思ったものだ。ともあれ、ミステリ書店の店番兼探偵を続けている葉村晶の今回の依頼は、近所の老人の家庭内ごたごたからの成り行きで、行方不明の女性の捜索だ。2025/05/14

buchipanda3

110
「葉村さん探偵なんだし」。と今回も富山店長の無茶ぶりに閉口する葉村晶に同情しつつ、これぞシリーズの醍醐味と楽しめた。店長に限らず、彼女には傍若無人な輩が集まるのか、近所の老女の娘さんから押し付けられた仕事を切っ掛けに少々複雑な家系の謎に巻き込まれることに。次々と登場する人物に混乱しかけたが、地道ながら確かな調査で見えてきた真相。そして題名のオチに唸らされた。形影一如、心の善悪が行動に出る、その心の何と脆いものか。ご大層を掲げない葉村晶の姿がそれをより際立たせる。押し付けで得た相棒との次の活躍も期待したい。2025/06/21

ばう

90
★★★★ 怒涛の如く押し寄せてくる相変わらずの富山の無茶振りにも見事に対処し、降りかかる災難もかわし、それでも尚降りかかる災難。もう「葉村晶」と書いて「災難」と読むレベルです。人探しから始まって投資詐欺や殺人事件、挙げ句の果てに華麗なる一族のスキャンダルも明るみに出て。50代になった葉村は更年期障害にも悩まされていると言うのにあちこち調査に出向き、行く先々で身体を痛めもう満身創痍。そろそろ穏やかに暮らして欲しいけれどまだまだ彼女の活躍が見たいのです。葉村さん、どうかお身体大切に。でも新しいお話待ってます。2025/05/22

ふう

86
やっと会えた葉村晶。50代になっていました。多分、体力の衰えはかくせない。1ページ目からおそろしい事故が起き、今回も大変な目にあうのだと覚悟して読み始めました。単純な人探しだと思っていたら、依頼者にも探される方にも、取り巻く人々にもとんでもない過去があり、現在進行形の事件が絡み、葉村晶もその事件にしっかり巻き込まれていきます。『不運という名の基礎疾患』はあるけど、根性と誠実さゆえ人脈には恵まれていて幸運の方が勝っているかもしれません。それにしても、こんなひどい人間がいるのかと驚きますが、いるんでしょうね。2025/03/29

遥かなる想い

84
2026年このミス国内第5位。 女探偵葉村晶シーズンである。 人探しに巻き込まれた葉村晶が謎を追う いつもの展開だが、相変わらずの呑気さが いい。名門学園理事長の血縁関係をめぐる ミステリーだが、複雑な人間関係を 淡々と描く。 老眼が必要となったら葉村晶の不運な 探偵物語だった。2025/12/26

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