中公文庫 陽炎の闇 オッドアイ

著者名：渡辺裕之【著】

中央公論新社（2025/01発売）

• ISBN：9784122076136

内容説明

横須賀で行われた海上自衛隊の観艦式。
「特別強行捜査局」の朝倉は、NCIS(海軍犯罪捜査局)のハインズから協力要請を受ける。式に参加中の米空母内で殺人事件が起こったというのだ。空母に乗り込み、捜査を始めた朝倉を待っていたのは、艦内に潜むロシア人スパイ、そして第二の殺人――！
米国、ロシア、そして中国。各国の思惑が渦巻くなか、特捜局は真実に辿り着けるか。人気シリーズ第10弾！

【『オッドアイ』シリーズとは】
陸上自衛隊のエリート「特殊部隊」の一員として将来を嘱望されながらも、演習中の事故で左目の視力が低下し、自衛官の道を諦めた朝倉俊暉。
警察官に転身した彼は、その鍛え抜かれた肉体と洞察力を武器に数々の難事件を解決していく――。
肉体と知能を極限まで駆使する、最強の警察小説シリーズ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[KAZOO]

2022年11月に行われた海上自衛隊の国際観艦式において、米国の巨大空母ロナルド・レーガンの艦内で殺人事件が起こります。当時の浜田防衛大臣や岸田首相も登場します。主人公は米国のNCISに協力を求められて、ロナルド・レーガンに乗り込みます。5千人を擁するその艦内の様子などもわかります。その後再度殺人事件が起こり調査のため台湾や韓国へも出張ります。最後は予想通りで、ロシアや中国がその背景にいます。

2025/08/23

[さるお]

身体は常に鍛え上げなければならない。最善を願い最悪に備えろ…身に沁みる。

2025/02/02

[とーさん]

80点

2025/05/27