中公文庫 死の陰謀 オッドアイ

著者名：渡辺裕之【著】

中央公論新社（2022/02発売）

• ISBN：9784122071865

内容説明

特戦群時代の親友・田村がスリランカで行方不明！？　朝倉は幸恵との結婚式を急遽中断し、スリランカへ向かう。田村は同日起こった爆弾テロ事件に巻き込まれたものと見られていたが、スリランカ人の情報将校と共に拉致された可能性が浮上する。テロと拉致。二つの事件は偶然か、それとも――。自衛隊出身の捜査官が活躍する、人気シリーズ第七弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KAZOO]

シリーズ7作目は、主人公が結婚式を挙げようとしているところへ、自衛隊の特選群時代の親友でスリランカの駐在武官補をしている人物が行方不明となるとの知らせを受け現地に向かいます。当初はアラブテロ組織との関連を疑われますが実際は中国が動いていることがわかります。スリランカからベトナムまで移動をしていき最後は助け出します。中国は蛇頭のせいにして自分たちは無関係と主張します。まああり得ない話なのでしょうが、楽しめます。

2025/08/16

[future4227]

オッドアイシリーズ⑦。主人公の朝倉もやっと結婚式を挙げるのか～とほのぼのとした出だしから、えぇーそれはないだろーという驚愕の朝倉の行動。舞台は結婚式場から一気にスリランカへ。なかなか馴染みの薄いスリランカのお国事情がわかって面白かった。ただ、ストーリー的には誘拐された友を救出するというだけで捻りがないし、他のシリーズとの差異があまり感じられなかったのが残念なところ。帳簿に衛青、楽毅、李牧という名前を見てもピンとこないあたり、朝倉は中国史は苦手なのね。そんなのわざわざ大学教授に分析頼まなくてもよくね？

2022/10/04

[トールマン]

〇

2025/04/24

[とーさん]

ストーリー・没入度共に80点

2025/07/14

[マルハ]

★★★/5

2023/06/08