内容説明
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1970~80年代に国鉄が、移動そのものを楽しむという新しい旅のあり方にこたえるため、団体専用車両という形で、デラックスで色鮮やかな車両を登場させました。時は国鉄からJRという時期、リゾートブームの追い風を受け、新時代の幕明けに相応しい車両たちが出揃い、リゾート列車という形が確立していったのです。 本書では、これらジョイフルトレインに総称された車両から、近年の食事と車窓風景を楽しめる観光列車のなかから北海道・東日本・東海地域で活躍した車両を取り上げます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
4
国鉄末期から民営化後に登場したリゾート気動車、すわなち気動車のジョイフルトレインのうち、北海道から東海までを特集。キハ58系・キハ82系の改造がダントツの多さだが、民営化後は改造車だとキハ40系(北海道キハ400系含む)・キハ183系も出てくるし、北海道はキハ183系ジョイフルトレインを多数製造した。また東日本ではキハ100系110系の改造車もある。こうした気動車の多くは廃車となり現存しないが、旅の行程を楽しむという列車の乗り方を提供した功績は大きいものがあったと言えよう。客車本でお馴染みの藤田吾郎執筆。2024/12/19




