内容説明
おれは世界の傷を癒すために、ここにいるんだ
北の大国ザスーンの皇帝となったアレクセイの企てに対抗し、<青の読み手>ノアのもとに、秘術の使い手たちが集まる。ノアは異変が起きているという隣国に行き、魔王バルバヤーガを呼びだすが、魔界に引きこまれてしまう。バルバヤーガは、世界のすべてを滅ぼす石版のこと、その封印方法についてノアに漏らす。
一方、ラベンヌ王国の女王セシルは政敵の罠にかかり、謹慎の身となる。そこへ助けにきたのは、ひとの言葉をしゃべる白ネズミ・パルメザンであった。
陰謀のうずまくなか、アレクセイは、ラベンヌへ攻め入り王城へ魔弾を撃ちこむ。ノアはアレクセイと対決し、古代の大導師サロモンと裏切者レト、サロモンの書、その真実が明らかになる。
選ばれし者だけが読める魔法の本、サロモンの書をめぐるファンタジー最終巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
52
【シリーズ4作目】『青の読み手』であるノアの試練と戦いと出会いの旅もいよいよ大詰め。ワクワクとドキドキ、ハラハラの物語も最終巻となってしまった。児童書ならではの読み易さと、ページ数が少ないからか無駄の無いストーリー展開、元々ファンタジー好きの私のど真ん中に突き刺さる良い意味でのベタさが最高だった。かつて軽犯罪で身を立てていた少年の心の成長や仲間を想う気持ち、秘術を使っての緊張の戦闘、そして最後涙してしまった『喋るネズミ』パルメザンとの友情。隅から隅まで大満足のシリーズだった。2024/03/16
れい
12
【図書館】4部作の最終巻。らしかった。そうとは知らずに、最終巻が初読みで、いいとこ取りしたような気がした。過去の成り行きは詳しくは読んでいないので知らないけれど、なんとなく付いていくことはできた。作者のリードが上手いせいかもしれない。最後はハッピーエンドで良かった。やっぱりそうやったんかいと突っ込んだ部分もあったけれど。2024/08/03
ちょび♪
8
青の読み手シリーズ完結編。 魔法と戦い。友情と愛情。成長と裏切り。謎と伏線。 どれも素晴らしかった〜!夢中で読んじゃった! いつか息子も読んでくれるといいなあ。 2024/09/06
ひろんこ
7
これも面白かった。本当に終わったんだ。何かレトとサロモンに違和感があったが…やっぱりサロモンが悪かったんだね。みんなノアを助ける仲間達も凄い人ばかりだった。やっぱり人間の欲って怖いね…。けどハッピーエンドで終わってよかった。本当に面白かった。2024/03/26
すがはら
6
皆で協力して良い流れになったのに悪い未来図が現実になるなんて、と慌てました。あきらめない心は大事です。ずっと強敵アレクセイが鮮烈だったので、力を失ってからの姿が情けなくてやるせなかったです。ノアの出生にセシルの伴侶候補になれるくらいの秘密があるんじゃないかと期待していましたが、生まれ変わりの縁くらいでは周囲への説得力は弱いように思います。もっとも、ノアはまだまだ恋愛より冒険の方に関心がありそうでしたが。アゴスは重要人物そうなのに意外と活躍の場がなくて残念でしたが、母親との再会シーンはビックリでした。2025/04/09
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