富士見ファンタジア文庫<br> 週に一度クラスメイトを買う話5 ~ふたりの秘密は一つ屋根の下~

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富士見ファンタジア文庫
週に一度クラスメイトを買う話5 ~ふたりの秘密は一つ屋根の下~

  • ISBN:9784040755274

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内容説明

春になって形を変えた関係は、私たちの間に“できないこと”を増やした。前より距離は近づいたのに、触れるための、キスするための理由がない。――失った五千円に代わる“言い訳”が、私たちにはやっぱり必要だ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐治駿河

52
めちゃくちゃよかった。二人が大学生となりルームシェアを始めてからの物語。互いの視点で交互に物語が進行していくので、お互いがそれぞれ意識していることがよくわかり終始ハラハラしながら読んでいました。そして一線を越えたくても現在の関係を壊してしまうかもと思うと一歩が進めない感じがいいですね。ピアスのシーンは至高の描写でした。自分の身体にキズをつけさせる場面はたまらなかった。このシリーズの中で最高のシーンと言っても過言ではない。中盤からこれでもかってくらいのキスシーンにはドキドキが止まりませんでした。2024/10/24

よっち

32
進学した大学こそ違うものの、仙台の提案でルームメイトになった宮城。春になって形を変えて距離感を変えた2人の関係が、より難しいものになってゆく第5弾。前より距離が近づいたはずなのに、5000円という大義名分がなくなったことで触れ合う理由を見失ってしまった2人。大学生活を構築しながら、何とか宮城にアプローチする方法を模索する仙台に対して、彼女の知らない部分が増えていくことが面白くない宮城。趣味も合わない2人の不器用さには苦笑いでしたけど、今回仙台が距離を詰めたことで今後にどう影響してゆくのか続巻が楽しみです。2024/10/20

真白優樹

18
別々の大学に進学しルームシェアを始める中、素直になり切れずすれ違ってしまう今巻。―――建前は防波堤、その先に求めるそれ以上。 建前があったから求められた、だけどそれはもう無く、変わってしまった想いだけがそこに合って。近すぎるからこそ距離感に思い悩む巻であり、普通の生活もままならぬ中、それでもと求めてを伸ばしていく、もどかしさが形を変えていく巻である。誰にも言えぬ秘密はこの屋根の下、だけど素直になり切れなくてぶつかって。まだまだもどかしいこの二人、果たしていつ素直になれるのか。 次巻も勿論楽しみである。2024/11/14

とってぃー

14
ルームメイトとして物理的な距離は近づくが…な本巻。5千円の言い訳がなくなりどこまで踏み込んでいいのかに悩むもどかしさにハラハラしましたね。不安な感情が大きかったものの、独占欲が度々みられニヤニヤしてしまいました。後半は仙台さんがかなり前のめりでエッな感じでゾクゾクしましたし、仙台さんの行動にたじろんでしまった宮城のこれからはどうなるの…次巻も期待しています!2024/10/21

紅葉

13
ついに大学生編がスタート。ルームメイトという新たな関係性になった宮城と仙台だが、二人とも距離感を図りかねていた。相変わらず絶妙に二人がお互いのことを意識しつつも素直になれない関係性が最高でした。高校生編から引き続きこれからも楽しめそうです。2024/10/31

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