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内容説明
そもそも名画とは何だろうか。個人的な趣味や好き嫌いではない。社会、文化、歴史の中で育まれた作品の価値が長きにわたって認められてはじめて名画とよばれるようになる――。西洋絵画の父ジョットから、現代の巨匠リヒターまで、美術史に名を刻む50の名画をオールカラー図版とともに概観。キリスト教、擬人像、寓意・象徴の表現など、作品の背景に広がる基礎知識とともに、西洋美術史の精髄にふれる絵画入門。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョンノレン
51
西洋美術史に大きな影響を及ぼした50作品と画家の経歴や歴史的背景や意義が簡潔にまとめられている。どう転んでも避けられないのはキリスト教にまつわる宗教画が幅を利かせていこと。宗教と距離を置いている身としては理想的に描かれたそれには多少抵抗感も。イタリア系はカソリックの絶大な影響下その傾向が強いが北方系はよりリアリスティックだったり、ボスのような諧謔に素朴なブリューゲルなど好きかも。神や英雄といったテーマに背を向けた反骨の画家クールベにも好感。そこここで出てくる蒐集家ボルゲーゼ枢機卿は趣味良さそう。2025/06/09
takakomama
5
年代順に50人の画家の1枚の名画を取り上げ、時代背景と共に解説。その名画が、なぜ美術史の中で重要なのかがわかります。どんな分野でも時代背景、歴史を知ることが大事だと思います。『知っておきたい世界の名画』(角川ソフィア文庫)を改題し、加筆修正のうえ、カラー版にしたもの。 2025/04/13
のら
3
50の名画が制作された時代背景と作者の紹介を通じて西洋美術史を辿るオーソドックスな1冊となっている。ただ、本書に掲載されている作品はあくまでも50作品。本書内で言及される美術作品は50作品以外にも多岐にわたるため、やや消化不良と言うか、小さくても良いからその作品も見たかったな…というのが正直なところ。ちなみに本書にモナリザは掲載されていない。老若男女問わずに誰もが知っている稀代の名画だと思うのだが、なぜ掲載から漏れてしまったのだろう?2025/06/26
sakko
3
ルネサンス期前から現代までの作品が、画家ごとにシンプルにまとめられていて面白かった。しかも、取り扱う絵画をちゃんとカラーで載せてくれていてすごく良かったです。解説内に出てくる他の作品を同時に調べながら読みました。西洋絵画は扱われている神話やモチーフがわからず、見て内容を読み取る事がまだまだ難しいのですが、表現されている内容を理解して鑑賞できたら面白いんだろうなといつも思います。趣味の一環として、少しずつその辺の知識を身につけていきたいと思います。2025/03/20
ぐぐ12345
1
興味深い。2025/06/15
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