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内容説明
幼き日に生き別れた兄弟と、突然の再会。
町が登山道整備で揺れるなか、新成人として水神祭りを終えた和樹。友人の類や類の妹・莉子そして和樹自身も将来のことを考え始めていたがそんな折、和樹と守の育ての義母が亡くなりその葬儀の日に現れたのは・・・?
<4巻収録>
第13話 誰かの大切な人
第14話 彼方へ続く道
第15話 再開
第16話 慈悲と祈り
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
91
温泉町の山並みを季節が通り過ぎる。自然の営みは変わらないが、人は変わっていく。新成人の儀式を終えた和樹たち。大人となった彼らは自分がどこへ向かうかまだ決め切れていない。類の才能に気付く者もいれば、和樹は浜田に刺激を受けて山への興味が募る。浜田元店長の笑顔にホッとするなあ。登場人物の誰もが心に傷を抱えて生きてきた。中でも小さい頃の傷みはなかなか癒えない。それは和樹だけでなく…。自身の傷と向き合うこと。それは容易ではないが、儀式とはまた別な大人への道となる。そして慈悲と祈り。その思いが届くこと願う。2024/10/10
ネギっ子gen
74
【祈ることしかできないけれど……】新成人として水神祭りを終えた後、和樹を育てた義母の葬儀の場に現れたのは――。祭りで龍を担いで練り歩きながら、和樹は子供の時の露店巡り、そして義姉・すずのことを思う。<義姉はおれたち兄弟の面倒をよく見てくれた。両親の再婚でできた「姉」。やさしかった義姉におれたちはすぐなつきまとわりついた。義姉はきっと迷惑だったろう。/でもおれは義姉が大好きだった。その気持ちは今も変わらない。大切なたった一人の「姉」と今も「ご縁」が続いている。神様っているんだなって思わずにいられない>と。⇒2024/10/14
天の川
66
伝統の神事を支える若者たちの清々しい様子と神事の支え手が減少している現実から始まる4巻。山あいの温泉町は社会の縮図だ。新たな産業振興策を模索する若者と生活を変えたくない守旧派と。複雑な成育歴を持った和樹・守の兄弟を温かく見守り支える人々と閉鎖社会にありがちな無責任な噂を立てる人々と。心の傷を抱えながら真直ぐに生きようとしている和樹を抱きしめる妙に見るPieta…傷ついたままの弟・智樹がとても気になる。複雑な人間関係を整理するために、前の3冊を読み返す必要を痛感。「海街dialy」との繋がりも嬉しい。2024/10/11
hiro
57
吉田秋生作品との出会いは『海街diary』からで、その四姉妹の物語に引き込まれ全巻読み終えたが、四姉妹との再会も期待してこのアナザーストーリーを読み始めた。しかし四巻まで読んでくると、いつの間にか和樹、妙、類たちの物語に引き込まれている。今回は、登山を絡めた観光開発に関連した登山道整備の問題、和樹たち新成人男子が“龍”を担いだ水神祭りの今後の問題、そして義母葬儀での音信不通だった弟と和樹との再会と次々と問題が起きるが、温泉町の仲間たちや心ある大人たち、鎌倉との交流などあり、きっと最後は乗り越えられる。 2025/01/13
どあら
57
購入して読了。小さな町なのに、色々な考えの人々がいて読み応えがあります。次巻が出るのか楽しみ💖読むまで元気でいなくちゃだわ😊2024/10/25
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