内容説明
門奈かりんは、有名な老舗のパン屋さんに就職がかなった。しかし、自分にパン職人としての仕事を求められていないことを知ったかりんは会社を辞める。新たな一歩をなかなか踏み出せず、部屋から出ない日々を過ごしていたある日、パン作りの楽しさを教えてくれた祖母が亡くなる。祖母が飼っていた老犬とともに内房の彼女の家で過ごすことに――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽろん
34
シリーズも9作目。やっぱり、亡くなった人に逢うというのが、お約束なので、やはり、ほろりとしてしまう。あ、でも、今回は、ちょっとパターンが違った人もいました。いつも、もう、今回で読むの止めようと思うのに、やっぱり、読んでしまいます。2025/04/14
よっしー
25
今回はいつもと少し違った展開のお話もありました。不思議な力を持つチビは何者なのか…と気になる所ではありますが、不思議なままでいて欲しいようにも思います。個人的には漫画家さんのお話が印象に残りました。燃え尽きたと思っても、何かのきっかけでまた新たな一歩を踏み出す事も出来るのですね。そう考えたら、昔に比べて人生って本当に長くなっていますね。2025/06/19
ちゃあぼう
11
今回の作品では4つとも、以前に登場した人物が新たに悩みもがいているところに、絡んできて、それぞれに死者との別れをキチンと済ますことができ前に進む姿が描かれていた。なかでもこの作品の中心的な位置を占める琴子と劇団の話の展開はこの先の未来がどの様になるかが楽しみです。主役のひとりのちびの能力もだいぶハッキリとしてきて、この先も多くの人たちに奇跡をもたらしてほしいと思いました。2024/12/29
小梅さん。
11
今回は、ちびねこ亭に訪れるパターンが色々あって面白かった。 最初のかりんの話は1番刺さって辛かった。 でも、ちびねこ亭に導かれて救われて、本当によかった。 ポテサラおにぎり、まさかと思ったけど、ポテサラをご飯に混ぜて握るのね。おいしそう。ぜひとも作ってみなくては。 漫画家さんの豚しゃぶの話もよかった。絵本、きっと素敵なものになるね。 春一の脚本で琴子が舞台に立つ姿、早く見たいな。 きっと素晴らしいものになる。 続きが楽しみ。2024/09/20
陽ちゃん
9
シリーズ9作目。今回は、いつもと違うパターンもあって新鮮でした。そして、巻末の[謝辞]で、ちびねこ亭のちびが、作者の実家に暮らす猫のちびさんに因むこと、そのちびさんが御年推定26歳でいらっしゃることを知り、びっくりしました。2025/02/04
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