内容説明
昭和13年、浅草。人気の歌舞伎一座・猿田屋には、物の怪が憑いているという噂があった。
襲名式の取材で猿田屋を訪れた新聞記者の柏木は、一座の内儀の凄惨な遺体を発見する。
遺体の状況は、巷を騒がせる連続通り魔事件の犠牲者と酷似していた。
襲名式でのみ披露される幻の演目『猿神』と猿田屋が祀る御柱様という神木の謎。
柏木は吉原を守る盲目の青年・朱雀十五とともに、御柱様の正体に迫っていく――大人気シリーズ第6弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まいまい
7
新刊が出たので読む前にこちらを読みました!久しぶりに読んだせいでキャラクターなどなどすっかり忘れてた……また1から読み直すか!2025/05/04
ねじり
3
読了!!歌舞伎はあまり詳しくないのでなかなかハードルの高い1冊だった。同じような名前の人がいっぱい出てきてこんがらがるのよ。何度も家系図を見直しつつなんとか読み終えた感じ。ラストは面白いんだけどそこにたどり着くまでがなかなか…大変。情報量が多すぎる。そしてこれで終わりなの?まだまだ続く感じなんだろうけどいつ出るの?前作が9年前って聞いて震えてる。2024/09/04
幸
2
朱雀十五シリーズ。出るの知らなくてバチカン買いに本屋に行ってちょっと混乱した。 歌舞伎一座の闇が深すぎるぜ、嫁過酷過ぎんか…。 最後の興行で馬場刑事が思わず引き込まれてるのよかった、さぞやいい興行だったのでしょうね。 猫がヒドイ目にあうのでそこは注意、許さんぞ。2024/11/14
只今小説熟読中
2
好きなシリーズの久々の最新作で今日一日読んでいました。 おどろおどろしい場面もありましたが、世界観に惹き込まれて読み応えもあって面白かったです。 前作から9年経ってると知り、内容含めて時の残酷さを感じました。2024/10/19
🍏林檎
1
このシリーズは正直気持ち悪くなる描写が多いのでなんとも言えないものか多いけど、今回のラストは好きな終わり方だったな。2024/11/29