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内容説明
【家族になるのか、家族であるのか。】
左右様と共にイワンと交戦したユル。両親の首を刎ねたと言うイワンの挑発に耐えて戦うも、善戦むなしくイワンを取り逃がしてしまう。一方、アスマは新郷に騒動の黒幕を問うが、そこにイワンが現れ、新郷は殺されてしまった。陰陽の空間で、偽アサの本当の名と過去を聞いたユルは、両親と普通に笑って暮らすという夢をアサと共有し――。家族になるのか、家族であるのか。問い臨むツガイバトル、第8巻!!
(C)2024 Hiromu Arakawa
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
60
前の騒動の後始末と思ったら、裏切り者のアキオが逃走。彼の産みの親が彼をたらし込んだらしい、、そして、その背後には西ノ村の影が。ウサギさんが云う本尊に取り憑く粘菌のツガイも謎過ぎて恐ろしい。その西ノ村は万全な体制ではなさそう。それでも、東ノ村を襲って相手の戦力を削る。根底には400年前の復讐心。その怨念が恐ろしい。最後に東と西の始末屋が鉢合わせ。東は総合格闘技で全身凶器。方や西は見た目は普通の女子高生。勝負は如何に?あと、東の村の子供は現代に順応出来るのだろうか!?保護者に似て総合格闘技に目覚めるか?2024/09/14
眠る山猫屋
53
アキオ、がっつり利用されてるよなぁ。いよいよ邪悪さMAXの“西の村”勢力参戦。この物語、大人たちがどいつもこいつも怖い。と云うか、しっかり“大人”してる。ジンさん辺りはまだ大丈夫みたいだが・・・(贔屓目w)。 さて、主人公周りでまたキナ臭くなってきたぞ。始末屋同士の対決か。二人とも好キャラだなぁ。2024/09/13
ミキ
37
パワーバランスを忘れてしまい、今どういう状況なのか思い出すのに時間がかかった。2024/09/12
マッピー
34
アキオの裏切りは西ノ村の差し金だった。裏切りの理由は、実の親への思慕。切ないなあ。ユルもアサも家族で暮らせる日を夢みて戦っているわけだけど、アキオの場合、捨てた親より影森での血のつながらない兄弟たちのほうが、よほど家族だったろうに。しかし西ノ村が胡散臭いのは、彼らのことをよく知らないからであって、彼らからすると東村や影森のほうが胡散臭いのかもしれない。ただ、ユルとアサを擁護しているというだけで、充分敵対に値するんだろうなあ。人間って、互いを殺しあってまで、何をしたいんだろう。2024/09/18
ぐうぐう
23
「血縁というものは呪いだな」なぜなら、どうあがいてもそ血の繋がりからは逃れられないから。とする時、「家族になるか、家族であるか」という惹句の持つ意味は、深く重い。ただ、深く重い意味から照らされるのは、呪いからの解放だろう。複雑になりつつある物語の中において、光にも似たその願いだけは、シンプルに揺らぎなく輝くはずだ。2024/10/08