内容説明
芦屋の定食屋・ばんめし屋で働く元俳優の海里は、
休みの日に作家・淡海五朗の家で朗読の練習に励んでいる。
演じることの楽しさに気付き、淡海の創る物語を表現するため懸命だ。
しかしその帰り、淡海と屋敷の前で大きな黒い犬に出会う。
犬はまるで海里たちを導くようにある家へと向かい、
海里たちはそこで悲しい現実に直面する。
そして「マヤ」と名付けられた犬の周りで不思議な出来事が……。
犬も主役の記念すべき第20弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
194
海里、夏神、ロイドの掛け合いは相変わらず。でも海里と李英の掛け合いはもっとみたい。だから李英よ、早く回復しておくれ。そして海里と共に成長してほしい。淡海は、反省することもできるし、今作の気配りはなかなかのもの。淡海はなんか憎めない。夏神が揚げた天ぷら、食べたい。サンドイッチもいいね。カレーライスも食べたい。要するに、今作の料理は全部食べたくなるのだ。料理は、いや食べるということは人を幸せにしてくれる。今作は犬のマヤが加わり、幽霊でなく魂。話はベタベタかもしれないけれど、優しく心にしみる話だった。2024/09/10
タイ子
110
珍しく犬が物語の軸となる今作。ばんめし屋で働く元俳優の海里が朗読のレッスンに通う作家の淡海の家。そこで起こった一連の出来事に犬が関係してくるという話。淡海の家の前にたたずむ一匹の犬。どうやら後をついてきて欲しい仕草に海里と淡海がついて行くとそこで見つけた老人の死体。ミステリ小説ならさしずめ<黒犬が招く真夏の殺人事件>とかなるんだろうけど、本作は至って優しい物語なので病死ということで。残された犬を淡海が預かるが、どこからか聞こえる少女の声。現れた少女の正体が…。今回も心優しいファンタジックな第20弾。2024/08/25
真理そら
65
わんこ好きには号泣かも、樹木好きのわたしもグッときた。確かに冷やし中華は全体をまぜまぜして食べたほうがおいしいかも、でもカレーはまぜまぜしないほうが好きかも。今回のレシピはサンドウィッチ。2024/07/24
kei302
46
ラスボス香苗さんの登場でネタは尽きたと思っていたら、なるほど、こんな方向から来たか! まっちゃん(勝手に命名)可愛い♡新レギュラーも加わって、ばんめし屋、まだまだ続く感じです。2025/04/30
あっか
44
記念すべきシリーズ第20弾!(何巻、が書かれていないので、そんなに読んできたのか…という実感がない!笑)今回の幽霊?はまさかのアレ?でびっくり!ロイド大活躍。淡海先生&海里の朗読ともリンクしてとてもよい読後感。淡海先生にも自然な成り行きでとても可愛い家族ができて嬉しい。今後、存在感が増しそう。2025/01/15
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