内容説明
人間は常に音楽を作ってきた。音楽は私たちを感動させ、信仰、闘争、愛の物語を語ることができ、それは世界中のあらゆる文化に共通するものだ。
本書では、太古の祖先から今日の大量生産された歌に至るまで、ヨーロッパ、南米、アジア、アフリカ、そして世界各地に目を向け、音楽家たちが貿易や移住によってどのように結びついてきたかを明らかにし、植民地主義がもたらした多大な影響を検証する。
また、中世の聖歌、クラシック・オペラ、ジャズ、ヒップホップなど、驚くほど幅広いジャンルを網羅し、音楽の素晴らしさ、そしてなぜ音楽が世界中で大切にされているのかに光を当てる。
先史時代から現代まで、世界中の音楽を生き生きと魅力的に紹介するガイドブックである。
目次
1 音楽とは何か、そして何のためにあるのか
2 古代舞曲の影
3 歌う詩人
4 リュートと即興演奏
5 音楽と瞑想
6 ゴングが奏でる永遠の響き
7 リズムとコミュニティ
8 祖先の霊
9 ダンスとハーモニー
10 教会の歌、街の歌
11 熟考せよ、記録せよ
12 古い腐敗したもの、新しい考え方
13 作曲家が羽ばたくとき
14リュートと鍵盤楽器
15 教会改革、市民教育
16 征服、また征服
17 言葉を歌い、音楽を語る
18 劇的な音楽の魅力
19 さまざまな楽器とオーケストラの台頭
20 スター歌手とオペラという市場
21 宮廷および教会での作曲家の暮らし
22 啓蒙思想と革命
23 アフリカから連れてこられた奴隷、流行を追うヨーロッパ
24 舞台上で、そして頭の中で吹き荒れる嵐
25 「古典」の成立
26 芸術家は聖職者であり、未来を見通せる存在である
27 荘重にして軽快、崇高にして軽妙
28 家庭の内と外での女性演奏家の活躍
29 聴衆を見つける
30 自国へのあこがれ
31 西洋化と近代化
32 闇の中へ
33 光を求めて
34 ブルース、ラグタイムからジャズへ
35 ビッグバンドからビバップへ
36 弾圧への反抗
37 宝石をジャラジャラさせていただけますか
38 プロテストからポップへ
39 「グローバル・ヴィレッジ」の音楽
40 昨日、今日、そして明日
感想・レビュー
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