双葉文庫<br> 標的走路〈新装版〉 失踪人調査人・佐久間公 : 1

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双葉文庫
標的走路〈新装版〉 失踪人調査人・佐久間公 : 1

  • 著者名:大沢在昌【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 双葉社(2024/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575527681

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内容説明

きっかけは銀行の頭取令嬢から依頼された“恋人捜し”だった。突如として消えた青年を法律事務所の若き失踪人調査人・佐久間公が捜しはじめると、公の身にも危険が及びはじめる。80年代の東京と軽井沢を舞台に“恋人捜し”から巨大な陰謀に巻き込まれていくノンストップサスペンス。ハードボイルド小説界の巨人・大沢在昌初の長編作品は令和の今もなお色褪せない魅力に溢れている。双葉文庫40周年記念「佐久間公シリーズ4ヶ月連続刊行」第一弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カブ

37
双葉文庫40周年記念「佐久間公シリーズ」第一弾。久しぶりにハードボイルドに浸った。タバコ、洋酒、バー、80年代の東京と軽井沢を舞台に繰り広げられる物語に引き込まれた。ありえないことが描かれているのが心地よい。2024/09/04

海の仙人

36
新装版が出版されるという新聞広告を目にして手にした一冊。読んだのは新装版ではなく、2002年出版の作品。法律事務所の失踪人調査人・佐久間が活躍するハードボイルド。恋人捜しから端を発した調査が石油マネーに絡んでいく、予測不能の面白さ。随所に昭和の臭いが漂う逸品でした。しばらくシリーズを追ってみたいと思います。2024/08/09

森オサム

33
失踪人調査人・佐久間公シリーズ一作目。1980年の作品なので私が小学六年生の頃。喫煙描写や個人情報の取り扱いなど流石に時代が古過ぎて、ある意味時代劇の様でした。その上ストーリー展開やキャラの造形、行動の説得力等々が腑に落ちず、正直ちょっと読むのキツかった。派手な展開にしようと言う意気込み、主人公をとにかくタフな若者に設定したこだわり、当時のファッションや車の描写、また洒落た会話を目一杯詰め込んだ世界観。コレにハマって楽しめるのは、当時既に大人だった方のノスタルジーしか無いのでは?。私では若過ぎたな(笑)。2025/01/12

たーさん

21
大沢御大のデビュー作からの主人公、佐久間公シリーズ1作目。新宿鮫や狩人シリーズはほぼ読んでましたが佐久間シリーズは「雪蛍」や「心では重すぎる」だけ。初期作品が新装版で読めてよかった!ある大学生の失踪事件と依頼され友人の沢辺の頼みでバーテンダーの失踪事件も調査することになった公。失踪事件調査が内閣情報調査室まで巻き込む大事件に発展するのは今の大沢作品に通じます。軽井沢の山荘を舞台に移したシーンは大活劇。若き探偵の奮闘。佐久間シリーズをこの機会に読破してみたいと思います。2025/01/28

リュウジ

9
★2 表現的にも事件的にも展開的にも古臭さを感じてしまった。絶版だったのでずっと読みたいと思ってた作品だったがある意味古典だった。作品の初出は40年以上も前の1980年。雑誌「POPEYE」が全盛でシティーボーイという言葉を恥ずかしくもなく使えた時代。その時代が文章にも色濃く出た半熟のハードボイルド。さらにみんな聞かれると個人情報をすぐにばらすわ、病室でもタバコを吸うわ(笑)。ただP185で佐久間公が自身の心情を語る所で「探偵は職業ではない。生き方である」という後の作品に出できた名セリフの片りんは感じた。2024/10/05

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