内容説明
若き失踪人調査人・佐久間公の親友で「六本木の帝王」沢辺が失踪してしまう。探偵のプライドにかけて友を捜しまわる公だったが、闇夜で男二人に襲われるなど、自身の身にも危険が。それでも夜の街を駆け回るが、沢辺の行方を追ううちに、不幸な事故で亡くなった父親の「死の真相」もチラつきはじめる。自らのルーツ、そして無二の親友のため、探偵は命をかけた戦いに挑む。双葉文庫40周年記念「佐久間公シリーズ連続刊行」ついに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タナー
21
新装版連続刊行第4弾。考えてみれば30年ほども前の作品になるわけだが、比較的初期の大沢作品ではあるが彼の作風というかスタイルが、やはりハードボイルドなんだよなと感じさせてくれる。この時期の、いい意味での荒削りな感じは自分は好きだな。アメリカン・ハードボイルド的な雰囲気も楽しめる。ラストはちょっとあっさりした終わり方のようにも思えたが、やはりこの作家は一番のお気に入りだ。最近ではエンターテイメント色の濃い作品も多い大沢先生ではあるが、こういうハードボイルドな作品もこれからドンドン描き続けて頂きたいものだ。2025/06/27
たーさん
20
私立探偵佐久間公の4作目。シリーズはここで一旦、区切りになります。無二の悪友である沢辺が突然、失踪した。事件に巻き込まれた友の為に捜査を開始する公だったが…。公の探偵としての人間としての信念が色濃くでた話。信念を貫くため友を助けるために命を懸ける男の生き様がカッコ良すぎる。また公の過去もフューチャーされ事故で亡くなってしまったお父さんにも触れまさしく追跡者の血が流れているのだなと。やっぱり大沢御大が描くハードボイルドは素晴らしい一言に尽きます。2025/02/16
オオイ
5
昔読んでいて微かな記憶しかない、再読でも面白かった。( 大沢さんの全盛期のころです )2025/06/16
カツ丼
4
佐久間公シリーズ、第4弾。2弾3弾ともに読まなかったため、わかりづらい部分もあったが、大沢のハードボイルド世界を最高に堪能できた。公と沢辺の友情、公と課長の信頼関係は羨ましい。2025/04/01
Taku Kawaguchi
2
新幹線のkioskにあった1冊をチョイス。大沢在昌の佐久間公シリーズの四作目だそうです。改訂しているとのことですが、今とのギャップは大きいですね。2024/11/03
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