アルファポリス文庫<br> きよのお江戸料理日記5

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アルファポリス文庫
きよのお江戸料理日記5

  • ISBN:9784434337604

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内容説明

江戸の料理屋「千川」で料理人として働くきよ。一人前の料理人を目指して精進を重ねていたある日、与力の上田と店の常連客とが盛り上がり、「千川」で酒合戦(呑み比べ)をすることになってしまった。――どうせやるなら「千川」の名が江戸中に広まるような酒合戦にしよう。そう張り切るきよだったが、想像以上に話が大きくなったあげく、酒の手配に苦慮する羽目になって……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

67
シリーズ第5弾。料理屋「千川」で女料理人として働くきよと弟・清五郎。何より気持ちいいのは、店の主人初め従業員がみな優しくてお互いがお互いを思い合って仕事をしているところ。今作は長屋に引っ越してきた夫婦にもうすぐ子供が産まれる。同居していた姑の厳しさに耐え切れず別居となったが、産まれると知り姑がやってきた。憎らしいほどの態度と口の悪さ。どう始末をつける?!その他に、長屋で見つけた女の子の哀しい家の事情、それを理解できない小さな心をどう説く?!「千川」におれんちゃんが新入り。きよの目標が今日も一歩前進する。2024/05/09

真理そら

49
呑み客同士の戯言に上田様が悪ノリして「千川」で「酒合戦」を開催するはめになる。盃や酒の手配にドタバタしながらもきよは「千川の利益」を考える。きよの長屋に若夫婦が引っ越してきて…きよは商売のヒントを考えてみたりする。きよの長屋に攫われておなかを空かせた少女が逃げ込んできて…。「千川」に新しい従業員が加わる。2024/04/18

陽ちゃん

10
シリーズ5作目。きよは、もう「千川」にはなくてはならない料理人ですね。降って湧いた「千川酒合戦」も、源太郎のぎっくり腰も、板長の弥一郎をはじめ奉公人たちの知恵で乗り切れる「千川」はつくづくいい職場、いい店だなぁ。賄まで美味しそうですしね。2024/05/01

kinta

3
シリーズ5作目。当初の「千川」にいる、という意地から「料理人として独立したい、となり、今回は「料理人として女性を助けられる人になりたい」という具体的な想いを持つまでに。大きくなったなあ…それにしても最終話で代替わりというキーワードが。実家「菱屋」の長男坊もだし、子供だったはずの未熟者がみんな大きくなっていく。見守れる我々の嬉しさよ。2024/04/26

あずとも

3
一人前の料理人を目指して精進を重ねている中「千川」で「酒合戦」を開催する事になったり長屋に若夫婦が引っ越してきたり吉原に売られた少女が逃げ込んできたりと色々な出来事に対応する中できよは商売の利益や人々に必要とされるお店について考える。そして変わらず美味しそうな料理が満載。2024/04/21

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