中公文庫<br> 四季のうた 文字のかなたの声

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中公文庫
四季のうた 文字のかなたの声

  • 著者名:長谷川櫂【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 中央公論新社(2024/03発売)
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  • ISBN:9784122063365

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内容説明

「声が通る」とは、作者の声が字面の向こうから聞こえることである。俳句や短歌を読むとき、文字のかなたから聞こえてくるひとすじの声に耳を澄ましてほしい――。当代きっての俳人の解説を導きとして分け入る、詩歌の豊饒な宇宙。読売新聞に連載されたコラム「四季」の二〇一四年四月から一年分を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

neimu

26
パラパラめくる。好きなところを拾い読みする。ドキッとする言葉に出会う。みんな同じねと安心する。そんなことがあるのかと驚く。素敵な表現、理解できない世界、想像する楽しさ、なぞってみたくなるひとこと。短歌や俳句もそれぞれの良さを垣間見ることのできる、手の平の上の一冊。12か月をざっと読み通して、一年を振り返る。何もできなかった、負債の多さを噛み締めながら、何を得たのかとただひたすら懐疑的な気分になって。活動している人は生きている人、そんな負い目を感じつつ、本の中に身を隠す気持ちで読む。詠めない言葉を聴く。2017/12/10

テイネハイランド

11
図書館本。読売新聞連載コラム(2014年4月~2015年3月)。解説がないとわからないものがなく、手垢にまみれた陳腐なものもなく、選者・長谷川さんのチョイスが素晴らしいと思います。近年の作品を選ぶときにやや堅苦しいものが多かった大岡信さんの「折々のうた」よりも個人的には好みです。10(首/句)まとめて紹介する箇所では、雨宮更聞、「こども歳時記」、橘曙覧、小島ゆかり、柳原白蓮、井月、那珂太郎、大峯あきら、「台湾俳句歳時記」、「近世俳句俳文集」、美智子皇后、西村和子が選ばれており、井月、白蓮が印象的でした。2020/01/18

とむ

0
亡き人を悼む詩歌からは、その言葉の奥に潜む想いを感じさせる。2022/05/30

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