内容説明
小日向純也が率いる公安部隊「J分室」。ある日防衛大学校の卒業生が相次いで死亡した。事故死として処理されたが、純也は繋がりのない三人の裏に、これまでタブーとされてきた特務部・別班の陰を感じ取る。捜査を開始するものの、事件の闇は予想以上に深く、自衛隊の絆が純也の捜査を攪乱。さらには新たな犠牲者も出てしまい……。新メンバーも加わったJ分室に最大の危機が訪れる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mayumi
17
Jシリーズ最新刊。今回は、自衛隊関係者が次々に不慮の事故で亡くなり、J分室が捜査に乗り出す。矢崎師団長がメインの話。正直、前の話をあまり覚えてないので、あーこれ誰だっけと思うこと多数‥。そして帯に書かれてる「自衛隊の絆が純也の捜査を撹乱」‥毎回思うけど、帯に書いてる人、読んでないよね。警視庁シリーズは今作で20巻目ということで、初めて著者のあとがきあり。J、K、Qのうち、Qの主人公があまり好きではないので、Qを読むのはやめたんだけど、読まなくてもなんとかなるわ‥。2024/03/17
ドットジェピー
4
面白かったです2024/03/11
こたろう
1
面白かったが、登場人物が多すぎて関係性の理解が難しかった。特に福岡弁のくだりは全く頭に入らなかった。2024/03/24
龍聖
1
やはり、Jシリーズは面白い。祖母の愛情、仲間との信頼、何よりダニエルとの友情が読んでいて楽しい。2024/03/15
mic
1
相変わらず面白い。 最初は、スーパーマンすぎる主人公たちの設定や、周りの人々の人間臭さ、派手な展開に魅了されるのだが、ここぞという印象的な場面を描写する際の、文章のリズムや言い回しの選択もまた鮮烈で、感情を揺さぶられる。 主人公たちの心理描写においては、一見淡々として突き放したような部分さえあるのに、それが却って、「自分の感情の機微に疎い」という超人ならではの欠落を浮かび上がらせる。書くところと書かないところ、情報の取捨選択が見事。 まだまだ伏線も沢山あるようで、今後も楽しみである。2024/03/11